現代日本語百科   けふも  お元気ですか

gooブログはじめました!日本語百科です。
現代日本語百科 ⓒ2013gooksky

品詞

2021-01-18 | 日本語文法

品詞の論を参照。品詞論の はなし、三鷹 日本語 研究所 工藤 浩。
同氏のサイトに多くを学ぶことがあったので、氏の、品詞論の 概観は難しいが、読んでみる。
ところで、令和2年2月、いまから1年近く前に、工藤氏は亡くなられていることを知った。

>脳幹出血(2008年なつ)から 小脳出血(2019年はる)の 故障に さかのぼり、さらに 生体の 基礎を さぐる。また、2019年も おわる。
2019年12月16日。古稀 すぎて いきながらへた。いきたくとも しにたくとも、所詮は おなじ、さまよひなりけり。
「日本語の 歴史」(ノート)、絶筆に できて よかった。すこしの しばいッけは、さいごの ゴあいきょう。

絶筆とみずから書き残す。それから3カ月。
ご冥福を祈る。

品詞論の はなしwww.ab.cyberhome.ne.jp › ~kudohiro › kaname
【「品詞論の はなし」の 基礎は、「日本語文法の かなめ」と いい、2015年の 10月~12月に かかれた。】 序論:ことばから 言語へ ―― 語 と 文 ――. 1) 人間は、ひとびとと ものごととの 関係を ...


http://www.ab.cyberhome.ne.jp/~kudohiro/kaname.html
品詞論の はなし (工藤 浩 1947年3月26日 - 2020年2月17日)

本論:品詞論の 概観 ―― 自立的な 品詞と 補助的な 品詞 ――
 品詞論の わくぐみは つぎのように かんがえているが、「副詞」が ない ことに 注意してもらいたい。文の 構造論における "主語" だけではなく、語の 品詞論における "副詞" の「廃止」が、わたしの "必死の しごと" に なった ようである。
・自立的な 品詞
   1) 名 詞
   2) 動 詞
   3) 形容詞(→ 状 詞)   #「転成副詞」は この 連用形に もどす。
   4) 描写詞(← 擬音語)   # 副詞ではなく、品詞供給の 原品詞と かんがえる。
   5) 指示詞(← 代名詞)   # 描写詞・指示詞 ともに、品詞分類以前の 原品詞。
    # 英語の 代名詞は、文法的で、前文の 文脈指示(anaphora)の 義務表現。
      日本語では、代名詞表現は 任意的な 語彙表現であり、
            現場指示の 指示詞が 文法的(コソア)で、状況設定の 基本。
・補助的な 品詞
   6) 制限詞 6類:《陳述》 叙法詞 評価詞 対照詞 / 《限定》 様相詞 程度詞 決定詞
   7) 補助詞 3類:[名詞句+]後置詞 / [従属節+]接続詞 / [述幹部+]補助述詞(むすび)
   8) 遊離詞(群):[疑問文_]応答詞 / [連文間の]承前詞 / [位置自由]間投詞(感動詞) etc.
    # 制限詞とは、陳述副詞や 程度副詞や ときの副詞など、「情態副詞」とは ことなる もの。
      遊離詞は、文法的には 付加的で、こわけせず 感動詞に 合併する ばあいも おおい。


以下は、再掲。
日本語文法の説4 語の類わけ
2019-06-03 | 日本語文法
日本語教育の文法 6 品詞 
2018-06-02 | 日本語教育

文法は文の法則を言う。法則とは文の構成を語の連鎖からなると分析して、その文における語と語との関係構成を明らかにすることである。
その法則はひとつひとつの規則から見ることになる。
連続した語には、それは話の単位になるが、その単位に分けられて、その分け方に、文を規則にあわせてみると、話にする部分がとりだされる。それを語の働きとみて、分類すると品詞にそれぞれ分けられることになる。
品詞は文を話すときに区切りをつくったそれぞれのまとまりを分類したものとなる。
品詞すなわちその品とは、種類のことである、その類わけをする名称で翻訳語となってつくられた、a part of speech をとらえたものであるから、日本語の品詞には、まず、文法則から、主語に立つもの、述語になるもの、その主述に関係構成する目的語などに、語の類わけをする。
すると、述語の特徴にさまざまな文の意味内容を表すために語形が変化するものがあるのに対して、語形が変化しない、それだけでまとまった意味を表すものとに分けられ、変化しないその語は物の名を表すところから名詞と名付ける。
いっぽうで、変化して述語になるもののうちから、文の意味内容に主語の動作を表すものがあり、また作用、現象を表す語の分類に動詞と名付ける。

日本語文法の説4 語の類わけ
文法は文の法則を言う。法則とは文の構成を語の連鎖からなると分析して、その文における語と語との関係構成を明らかにすることである。その法則はひとつひとつの規則から見ることになる。連続......


品詞分けに形態意味職能による分類、意味と職能を文法機能として、さらに文法性質によって分けるとすることが多くなってきた。その文法的性質には活用の有無をも含めて説明するから、それがわかりよいとなってしまったのだろう。
形式は語形のことであるから活用をしない言語などに比して特徴があるものの文法説明になるものではない。
品詞は語のことを、翻訳概念に作ったものである。それは、話の部分に分けることから、それによって種類をつくる語群になる。日本語文をその手続きで分けるなら、よく知られた学校文法の文節概念としての品詞分けする語が析出される。
つまり、文の働きにおいて職能とは語と文法機能を表す部分、話の切れ目になる。書き方によって、そこにスペースができる文の切り方である。

品詞と翻訳し、その名称を詞としたことを思うと、詞の捉え方があったものを、翻訳概念に合わせようとした、となると、詞に対する辞があったのだから、そこには、詞辞の2大分類があったということである。
そこに品々が分類されて、品詞の名のもとにテニヲハを加えた経緯がある。そこに後詞とする名称は詞を用いていたものであるから、すでにテニヲハあるいはオランダ語の影響で日本語を分析していた九品の詞のような用語を編み出していた。


日本語教育の文法 6 品詞 
2018-06-02 | 日本語教育

品詞は単語についての文法の情報である。品詞分類がどのように行われるか、その考え方、捉え方のことを抑えておく。名詞は単語の文法によるとすると、単語の文法とは、文においての働きを指す。その語の性格をどう見るか、品詞性ということである。

ヨーロッパの言語を広く見れば、例えば、ドイツ語の名詞 Nomen,Substantivには、性 Genus、数 Numerus、格 Kasus/Fall 、3つの区分があります、という説明があり、その文法を持つものがある。これは英語で同じように説明するが、数と格はあっても、男性名詞、女性名詞と捉えることはない。さらに、格についても述語動詞との関係をわかりやすくしてきている。

しかし、日本語にはない文法解説となる。すると、文の中で単語が働くことについてみようとすれば、日本語は異なってくるが、これを国語の文法は、主語となるか、ならないか、なることができることを一つのよりどころとした。さらに、数と格につては、語を膠着する文法の機能によって説明があるので、国語の名詞では、その語形変化をするかしないかをとらえている。国語の品詞分類の考え方は、あともう一つ、名詞が表す意味内容を見る。

ここに、文をとらえて品詞を説明する考え方で、意味、形態、職能をあげて、それぞれを品詞分けするときの分類基準とした。それぞれとなる品詞には国語では、ふう、10品詞があげられる。名詞に代名詞を立てると11品詞、そして数詞を入れて12品詞とするものがある。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。