首相の言動が気になる。政治化のことばにあるパターンである。それも海外発信であるから、聞こえてくることが強められる。五輪招致の演説から結果を目睹した発言に人々が思い込む。それはリーダーの言うことだからだが、それに引きずられる。月一で政治外交の日本製品を売り歩くためで外の行脚をしていると自らが言い、そのおりに発言をしている。それをメディアが伝えるところ、国民から浮き上がったように離れている。福島の原発事故による汚染水問題は政府がコントロールをしていると言ったことを受けて五輪2020東京開催の招致を決めた印象がある。まさに政治ショーであった。その事実は国内での論議を超えてしまって政府の否、首相の政治家発言である。このあいだの米シンクタンクでの講演では、右翼の軍国主義者とお呼びになりたいのであれば、どうぞそうお呼びいただきたい、と発言した。この件だけではいくらも歴史を顧慮していないと聞こえて、以前の麻生発言にあった手口をまねてはどうかと言う実質と変わりがない。これまでも憲法改正を視点に国防に踏み切る様子をうかがわせる首相の持論による発言はあった。首相になってからはひそめたかに見えたが、アベノミクスを政策にして表舞台に上がり海外へ出かけての発言は国内の眼から見れば、耳から聞こえてくるのは日本の舵取りをどうしようかという不明である。
>日本を米国並みのベンチャー大国にするという首相の驚愕発言がもたらすリスク
訪米中の安倍首相が米国人を前に大胆な発言を連発している。9月25日、ニューヨーク証券取引所で講演した安倍氏は、日本の技術力が革新的であることや成長戦略への取り組みを説明し、「バイ・マイ・アベノミクス(アベノミクスは買いだ!)」とかなりストレートな表現で日本への投資を促した。
また「投資を喚起するため大胆な減税を断行する」と述べ、さらには「規制緩和がすべての突破口となる」「日本を米国のようにベンチャー精神あふれる起業大国にする」とまで明言した。米国での講演に気分が高揚したのかもしれないが、現実に提案されている経済政策との落差に、発言を不安視する声が聞こえてくる。
安倍氏が経済政策の進め方について、本音ではどう考えているのか、市場ではその真意を測りかねている。安倍氏は外国人を前にすると、かなり高揚した口調で、規制緩和やベンチャー推進を提唱している。
一方、国内向けの発言では、規制緩和やベンチャーといったキーワードはかなり抑制されたトーンになっているからだ
>日本を米国並みのベンチャー大国にするという首相の驚愕発言がもたらすリスク
訪米中の安倍首相が米国人を前に大胆な発言を連発している。9月25日、ニューヨーク証券取引所で講演した安倍氏は、日本の技術力が革新的であることや成長戦略への取り組みを説明し、「バイ・マイ・アベノミクス(アベノミクスは買いだ!)」とかなりストレートな表現で日本への投資を促した。
また「投資を喚起するため大胆な減税を断行する」と述べ、さらには「規制緩和がすべての突破口となる」「日本を米国のようにベンチャー精神あふれる起業大国にする」とまで明言した。米国での講演に気分が高揚したのかもしれないが、現実に提案されている経済政策との落差に、発言を不安視する声が聞こえてくる。
安倍氏が経済政策の進め方について、本音ではどう考えているのか、市場ではその真意を測りかねている。安倍氏は外国人を前にすると、かなり高揚した口調で、規制緩和やベンチャー推進を提唱している。
一方、国内向けの発言では、規制緩和やベンチャーといったキーワードはかなり抑制されたトーンになっているからだ