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喜びの歌

2017-12-31 | 思い遥かに
ベートーベン第9交響曲合唱付き、NHK大晦日紅白歌合戦と定番である。クリストフ・エッシェンバッハの演奏は素晴らしかった。この時間は、いつしか、10代のはじめころからか、紅白の歌番組には飽きてしまっていたから、オーケストラを聞いてきた。こちらの方が、ずっと、聞きなれてきたので、エッシェンバッハの式には、聞きごたえ、見ごたえがあった。始まると、72分間を聞き入って躍動した。 >日本では第二次世界大戦後の1947年(昭和22年)、日本交響楽団(現在のNHK交響楽団)が、12月に3日連続の「第九コンサート」を行って絶賛され、年末に「第九」を演奏する習慣へと受け継がれています。恒例となった年末の「第九」には多くの聴衆が集まりましたが、まだ戦後の混乱期を脱していなかった時代ですから、オーケストラにとっては安心して新年を迎えるための臨時収入に。   クラシックの曲でもオーケストラがよいのは、幼いころの原体験にあるかもしれない。


http://www.geocities.jp/lune_monogatari/joy.html
ルートヴィヒ・バン・ベートーヴェン 作曲
交響曲第九番ニ短調『合唱付』作品番号125 第4楽章 より

歓喜(よろこび)の歌
歓喜に寄す

おお、友よ、このような調べではない!
もっと心地よくて、さらに歓びに満ちた調べを
ともに歌おう! (以上、ベートーベンの作詞)

歓びよ、美しい神々の火花よ、
エリジオン(楽園)の娘よ、
われらは熱き感動に酔いしれて
天上の、御身の聖殿に踏み入ろう!

この世の慣わしが厳しく分け隔てた者たちを
あなたの神秘なる力はふたたび結び合わせる。
御身の優しい翼の憩うところ、
すべての人が兄弟となる。

大いなる天の賜物を受け、
ひとりの友の友となり得し者よ、
優しい妻を勝ち得た者は
和して歓喜の声をあげよ。

そうだ、たとえただひとつの魂でも
地上で友と呼べるものをもつことができる者は!
しかし、それができなかった者は
涙しつつ、この集いからひそかに立ち去るがよい。

すべての生き物は、
自然の乳房から歓喜を飲む。
すべての善人も、すべての悪人も
自然の薔薇の小径をゆく。

歓喜はわれらにくちづけと葡萄酒と
死の試練を経た友を与えた。
快楽は虫けらに与えられ、
そして智天使ケルビム(※)は神の御前に立つ。

楽しげに、神の太陽たちが
壮大な天の軌道を飛びかうように、
走れ、兄弟たちよ、なんじの道を。
英雄が勝利に赴くように、喜ばしく。

抱きあえ、いく百万の人々よ!
このくちづけを全世界に与えよう!
兄弟たちよ、星のかなたには
愛する父が必ず住み給う。

ひれ伏しているか? いく百万の人々よ。
創造主を感じているか? 世界よ。
星空のかなたに、主を求めよ。
星々のかなたに必ず主は住み給う。


http://www4.nhk.or.jp/P3807/22/

年末恒例の「ベートーベンの第9」。日本各地で第9の演奏会が催され、有名な「歓喜の歌」が歌われる。毎年世界の一流指揮者と歌手を招聘する、NHK交響楽団の「第9」演奏会をお送りする。
今年の指揮は、世界一流のオーケストラと共演を重ねるクリストフ・エッシェンバッハ。指揮者兼ピアニストという視点で、ベートーベンの最高傑作の一つ「第9」の魅力を語る指揮者のインタビューを中心に、練習風景を交え今年の「第9」の聴きどころを紹介。年末注目の公演の模様を、ノーカットでたっぷりお送りする。

出演者
管弦楽:NHK交響楽団
指揮:クリストフ・エッシェンバッハ
ソプラノ:市原 愛
メゾ・ソプラノ:加納 悦子
テノール:福井 敬
バリトン:甲斐 栄次郎
合唱:東京オペラシンガーズ


http://www.nhkso.or.jp/concert/concert_detail.php?id=740
>聴きどころ

クリストフ・エッシェンバッハ――長い音楽人生の経験を映し出す《第9》への期待

年末恒例のN響の《第9》は、毎年個性の違う指揮者がそれぞれの持ち味を発揮するのが興味深いが、今年登場するのはドイツの名指揮者クリストフ・エッシェンバッハ。古くからの音楽ファンならご存知だろうが、彼はもともとピアニスト出身で、若い頃はその清新なピアニズムでカラヤンからも高く評価されるなど、ドイツのピアノ界の新星として嘱目されたものだ。30代半ばで指揮者に転向以来、キャリアを重ね、欧米のいくつもの名門オケの音楽監督を歴任するなど、指揮の本道を究め続けてきたエッシェンバッハだが、おそらく指揮する際にもピアニストとしての独自の視点が入ってくるのだろう、その演奏は、たとえ同じ作品を振っても時に端正かつ細やかにまとめることもあれば、時に濃密な味付けによる表出意欲を示すというように、なかなか一筋縄ではいかず、そこに彼の音楽性の面白さがある。今回N響とは初の《第9》共演になるだけに、エッシェンバッハのそうした個性がどのような発現をみせるのか、楽しみでならない。レパートリーの広い彼だが、やはりドイツ物はその中心に位置するものであり、ましてベートーヴェンの《第9》となると特別の思いがあるようだ。今年喜寿にあたるという年齢からも今や巨匠指揮者の域にあるエッシェンバッハが、N響とともに作り上げる《第9》、ピアニスト時代からこれまでに至る音楽人生での多様な経験が反映された、個性的な名演となることを期待したい。
寺西基之(音楽評論家)

ベートーヴェン「第9」演奏会
2017年12月24日(日) 開場 2:00pm 開演 3:00pm

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