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1000年後の日本語

2014-02-26 | 日本語あれこれ百科
16 1000年後の日本人は今のことばが読めないの?

片づけをしていたら、日本語あれこれ事典があった。20140211 日本語学の臨時増刊号である。出版年は、2002年11月、VOL.21 とある。日本語あれこれ百科をかんがえてみよう。

読めるか、読めないか、言語には世代間の継承ということがあるので、人々が伝え続ければ、読めることになる。父母の語を学び、それを子孫に伝えていけば、民族がある限り、ことばは伝えられて1000年後にも読める。

日本語について、この地域で3世紀また4世紀に使っていた日本語があったとすれば、その日本語を記録する文字がなかったので、それから時を経て、8世紀初めまで近隣の言語を日本語に取り入れ記録を作ることになる。
それでもその日本語が、いまから読めるかとなると、漢字ばかりで書かれた神話を読むことは、後世になって訓読をして読むことになる。

歌謡を記録して日本語で書かれたとするが、それを読み解くには時代を経てからのことであるが、その通り読んでいたかは、後世の言語としてのものになる。

万葉集の歌に、茜草指武良前野逝標野行野守者不見哉君之袖布流 とあって、これを日本語として読むのは定訓として読み定眼る作業があってからのことである。
日本語を発音表記する工夫は、漢字に対して仮字を作り出したことから、日本語の和歌は読めるようになった。

万葉集を経て古今和歌集が作られた、その少し前のことである。いまからちょうど、2014マイナス905、およそ1110年前の日本語が読めるのである。


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