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ニュース20140103

2014-01-03 | きょうのニューストピック
東海道新幹線が不通になっている。有楽町の沿線火災による影響だと言う。上下線全線が動いていない。帰省客で大変な混雑だろうに、復旧の見通しがでいない。中日新聞20140103、トップ記事の見出しは、リニア中間駅 亀山に 大阪延伸時、奈良にも JR方針 とある。リードには、2027年に東京―名古屋の開業を予定するリニア中央新幹線で、JR東海が四五年に大阪まで延伸するルートについて、三重、奈良両県に中間駅をつくり、新大阪駅に接続させる方針であることがわかった、とある。ニュース記入時から新幹線運転再開の知らせが出た。朝6時10分の電車が6時間たって動き始めている。8時台の列車になった。


天声人語
2014年1月3日(金)付
> 年の初めに今年の抱負を考えたり、目標を立てたりした方も多いだろう。当方ことさら抱負もないが、なにか新たに心に刻む言葉はないかしらと引き出しをあさったら、一枚の切り抜きが出てきた▼漢字学の大家、白川静(しずか)さんが10年前の週刊誌に寄せた短い文章である。「私のごひいき」を三つ挙げる趣向の欄で、碩学(せきがく)は「狂(きょう)」「癡(ち)」「愚(ぐ)」の3文字を選んでいる。癡は痴の旧字。いずれも穏やかな字面ではない。なぜこれがごひいきなのか▼狂は気がくるうことではない。好むところに溺れること、憑(つ)きものがおちないことをいう。例えば風雅に徹する人のことを風狂の徒という。それは〈世間の埒外(らちがい)に逸出しようとする志をもつもの〉であり、狂とは〈最大の讃辞(さんじ)〉だったという▼痴の字が痴漢という忌まわしい語にもっぱら使われていることを白川さんは嘆く。本来はうつつをぬかすという意味だそうだ。ただ、狂ほどは激しくない。控えめな狂。昔の文人墨客には書痴(しょち)などと称し、みずからを誇るものがあった▼愚の字の上の部分は、頭部の大きい爬虫類(はちゅうるい)のかたちらしい。姿はいかめしいが動きの鈍いもの、機略に乏しいものをいう。狡知(こうち)ある人からみると温和な人は往々、利口とみえない。大賢は愚なるがごとし。愚も〈甚だ高次の徳性を意味する語である〉▼三つの文字は〈人間の至境〉を示す。とても凡夫の及ぶところではない。それでも頭の隅に置いておくことくらいは許されるだろう。書き初めにはどうかとも思うが。

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