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語とは  日本語の文法について  その48

2013-06-11 | 日本語文法
語とは  日本語の文法について  その48

語とはかたることであると、祖先は学んだ。
言はいうことであるとし、言語は、言うことと語ることとして、口から出ることばを指示した。

語は、ことば自体をとらえる。
その語る内容をやり取りする。
それで、語はことばの全体となるが、語り合うとなるとやり取りの双方を示す語となる。

日本語はこの語の変遷で話すということばでとらえるようになる。

語は言語のことばの全体である。
したがって語を見ることはそこにあらわれた言語現象を捉える。
言は言い、語は語るである。

その語にまず現れたのは辞である。いまも辞書として辞典である。

次いで詞がある。この詞には歌のことばを捉えた。
語についてことばを現れとしてみたものである。詞は語の具体的な一つ一つとなった。

その詞は、ことばを素材として表す。詞と辞とは、ことばの現れとして同じように見え、日本語には辞を日本語の言葉遣いに、詞を漢字の文字づかいに見て、歌詞を表し、それを受け継いで日本語の言葉遣いに及ぶ。そして詞を日本語のことばとして、品詞の訳語を当てるに至る。辞は、一方で、ことばの性質と働き、役割に求められるようになる。


次に、http://dictionary.goo.ne.jp/srch/jn/ goo辞書>国語辞書より、辞、詞、語について引用する。


じ【辞〔辭〕】
[音]ジ(呉) [訓]やめる ことば
[学習漢字]4年
1 ことば。文章。「辞書・辞令/訓辞・言辞・謝辞・修辞・助辞・措辞・題辞・遁辞・美辞・名辞」
2 やめる。ことわる。「辞職・辞退・辞任・辞表/固辞」
3 別れを告げる。「辞去・辞世」
4 漢文の文体の一。「辞賦」
[名のり]こと

漢文の一体。楚辞の系統をひく様式で、押韻して、朗誦に適した文。陶潜の「帰去来の辞」など。

じ‐ふ【辞賦】
中国文学の様式の一。詩と散文との中間にあって、対句を連ね韻も踏むが、特に定まった規則はない。叙情的性格の強い辞と、叙事的な賦とに分けることもある。

じかい【辞海】
中国の辞書。舒新城(じょしんじょう)ら編。1936年、中華書局刊。親字を部首画引きによって配列し、その下に熟語を並べたもの。文語が主。

じげん【辞源】
中国の辞書。3冊。正編2冊は陸璽奎(りくじけい)ら編。1915年刊。続編は方毅(ほうき)ら編。1931年刊。1字の言葉要素(辞)に2字以上の熟語・成語・固有名詞などを加え、旧来の文語を中心に、俗語・学術用語や日本製の漢語まで収録する。近代的辞書の最初のもの。

中国の韻文の一。唐末から宋代にかけて流行。もとは楽曲に合わせて作られた歌詩。1句の長短は不定で俗語を多く使う。填詩(てんし)・詩余・長短句ともいう。

し【詞】
1 ことば。文章や詩歌。また、特に、歌詞。「―に曲をつける」
2 中国の韻文の一。唐末から宋代にかけて流行。もとは楽曲に合わせて作られた歌詩。1句の長短は不定で俗語を多く使う。填詩(てんし)・詩余・長短句ともいう。


し【詞】
[音]シ(漢) [訓]ことば
[学習漢字]6年
1 ことば。文句。「賀詞・献詞・祝詞・序詞・誓詞・題詞・弔詞」
2 文法上の単語の部類。「動詞・品詞・副詞・名詞」
3 詩文。詩歌。「詞章・詞宗(しそう)/歌詞・作詞」
4 中国の韻文の一体。一句の字数がふぞろいなもの。「宋詞」
[名のり]こと・なり・のり・ふみ
[難読]台詞(せりふ)・祝詞(のりと)


し‐きょく【詞曲】
詞と曲。韻文。また、歌謡。

し‐げい【詞芸】
詩や文章を作るわざ。文芸。

し‐しょう【詞章】
1 文字によって表現された言葉。詩歌や文章。 2 謡曲・浄瑠璃など音楽的要素のある演劇作品の文章。

し‐じょう【詞場】
詩文などを作るところ。また、詩人・文人の社会。文壇。「対策及第して、自ら―に桂を折り給ふ」〈太平記・一二〉

ことばのおだまき【詞の緒環】
江戸後期の国語学書。2巻。林国雄著。天保9年(1838)刊。本居宣長著「詞の玉緒(たまのお)」などの補正と、「てにをは」などの研究を収録し、初めて下一段活用を立てた。

ことばのかよいじ【詞通路】
江戸後期の語学書。3巻。本居春庭(もとおりはるにわ)著。文政11年(1828)成立。動詞の自他の区別、掛け詞、動詞の語尾の延言・約音、語句の係り受けなどを説明したもの。

ことばのたまのお【詞の玉緒】
江戸中期の語学書。7巻。本居宣長(もとおりのりなが)著。安永8年(1779)成立。「てにをは紐鏡(ひもかがみ)」の解説書。

ことばのたまはし【詞玉橋】
江戸後期の語学書。2巻。富樫広蔭(とがしひろかげ)著。文政9年(1826)成立。品詞を言・詞・辞の3種類に大別し、活用・係り結びを説明したもの。

ことばのやちまた【詞八衢】
江戸中期の語学書。2巻。本居春庭(もとおりはるにわ)著。文化5年(1808)刊。動詞の活用の種類、活用形の整備、活用形と「てにをは」との接続を説明したもの。



ご【語】
1 単語。「むずかしい―の意味を調べる」
2 口に出して言う言葉。「―を続ける」「―を遮る」
3 ことわざ。成句。特に、軸物に書いたもの。賛や詩に対していう。
語を交える
言葉をやりとりする。話し合う。


ご【語】
[音]ゴ(呉) ギョ(漢) [訓]かたる かたらう ことば
[学習漢字]2年
1 かたる。話す。「豪語・私語・耳語・笑語・独語・妄語・大言壮語」
2 ことば。「語彙(ごい)・語学・語法/隠語・英語・漢語・季語・敬語・結語・言語(げんご・げんぎょ・ごんご)・古語・口語・国語・死語・熟語・述語・成語・祖語・造語・俗語・単語・標語・類語」
3 物語。「源語・勢語」
[名のり]かた・こと・つぐ
[難読]私語(ささめごと)


ご‐い【語彙】
《「彙」は集める意》 1 ある言語、ある地域・分野、ある人、ある作品など、それぞれで使われる単語の総体。「―の豊富な人」「学習基本―」 2 ある範囲の単語を集録し、配列した書物。「近松―」

ご‐い【語意】
言葉の意味。語義。

ご‐おん【語音】
言語の音声。音韻。

ご‐かく【語格】
言葉遣いのきまり。語法。

ご‐がく【語学】
1 言語を対象とする学問。言語学。 2 外国語の学習。また、その学科。外国語を使う能力についてもいう。「―に堪能だ」

ご‐かん【語間】
語と語のあいだ。「―をあける」

ご‐かん【語幹】
1 国文法で、用言の活用語尾を取り除いた変化しない部分。「書く」の「か」、「早い」の「はや」の類。⇔語尾。 2 インド‐ヨーロッパ語で、人称語尾・格語尾・活用語尾を除いた語の基となる部分で、接尾...

ご‐かん【語感】
1 言葉のもつ微妙な感じ。言葉から受ける主観的な印象。「京都弁のおっとりした―」 2 言葉に対する感覚。「鋭敏な―の持ち主」

ご‐き【語気】
話すときの言葉の調子や勢い。語勢。「荒々しい―」「―鋭く言い放つ」

ご‐き【語基】
《base》語の構成上の基幹的な要素で、屈折語尾や派生語を形成するすべての接辞を取り除いたあとに残る部分。

ご‐ぎ【語義】
言葉の意味。語意。「―を明らかにする」「―未詳」

ご‐く【語句】
語や句。また、言葉。

ご‐ぐん【語群】
1 言語学で、ある語派に属する言語群。ゲルマン語派の北ゲルマン語群・北海ゲルマン語群など。 2 いくつかの語を集めたもの。

ご‐けい【語形】
1 語の外形。音韻の連続体としてとらえた語の形。 2 単語が文法的な働きに応じて変化するそれぞれの形。


ごけい‐へんか【語形変化】
1 文法的機能の変化や他の語との接続関係によって、語の形が変化すること。例えば、「赤い」に助詞「ば」が接続するとき「赤けれ」となる場合など。 2 時代の経過とともに音韻変化によって語の音形が変化...

ごけい‐ろん【語形論】
⇒形態論

ご‐げん【語源/語原】
個々の単語の本来の形や意味。また、個々の単語の成立の由来や起源。

ごげん‐がく【語源学】
言語学の一部門。語源を史的言語学や比較言語学の方法により追究する学問。

ご‐ご【語語】
一つ一つの言葉。一言一言。一語一語。「―に力を込めて説得する」

ご‐こうせい【語構成】
一つの単語が、さらに意味を持った要素に分けられる場合の、その要素の結びつき方。

ご‐こん【語根】
語の構成要素の一。単語の意味の基本となる部分で、それ以上分解不可能な最小の単位。「ほのか」「ほのめく」「ほのぼの」の「ほの」の類。

ご‐し【語詞】
言葉。言詞。

ご‐し【語誌/語志/語史】
ある言葉の起源や意味・用法などについての変遷。また、それを書いたもの。

ご‐しゃく【語釈】
言葉の意味を説き明かすこと。語句の解釈。「―をつける」

ご‐じゅん【語順】
文や句の中における語の配列の位置・順序。語序。

ご‐じょ【語序】
文や句を構成する語の配列される位置・順序。語順。

ご‐すう【語数】
語のかず。単語数。

ご‐せい【語勢】
話したり書いたりするときの言葉の勢い。語気。語調。「―を荒らげる」

ご‐そ【語素】
単語を構成する、意味を持った最小の単位。複合語や派生語の構成要素で、接頭語・接尾語以外のもの。造語要素。造語成分。「さかや(酒屋)」の「さか」、「ほんばこ(本箱)」の「ばこ」などの類。

ご‐ぞく【語族】
世界の諸言語のうち、系統を同じくすると考えられるものを一括していう称。インド‐ヨーロッパ語族・セム語族など。→語派

ご‐ちゅう【語中】
1 語頭・語尾に対して、単語の中間の部分。 2 話したり、書いたりした言葉の中。

ご‐ちょう【語調】
1 話すときの言葉の調子。言葉つき。「―を和らげる」 2 話すときの声の高さの変動。イントネーション。また、アクセント。

ご‐てん【語典】
1 辞書。辞典。 2 文法書。文典。

ご‐とう【語頭】
単語の初めの部分。「―にアクセントがある」⇔語尾/語末。

ご‐は【語派】
同一語族に属する諸言語のうち、特に近い類縁関係にあるものの称。インド‐ヨーロッパ語族のゲルマン語派・スラブ語派など。

ご‐び【語尾】
1 話し言葉で、ひと続きの言葉の終わりの部分。「―がはっきりしない」⇔語頭。 2 単語の末尾の部分。「英語の複数形は―にSを付けて示す」 3 文法用語で、活用語が他の語に続いたりする場合に、語形...

ごび‐へんか【語尾変化】
語の文法的な機能に応じて、語尾の形が変わること。日本語では、動詞・形容詞・形容動詞・助動詞などの活用のある語に起こる。→活用

ご‐べつ【語別】
《part of speech》品詞に分類するうえでの語の区別。品詞分類を行って得た語の類別。
ご‐ほう【語法】
1 言葉遣いの規則。文法。 2 言葉の使い方。表現法。

ご‐まつ【語末】
語の終わりの部分。語尾。⇔語頭。

ご‐みゃく【語脈】
文の中での、語と語とのつながりぐあい。「―のはっきりしない文章」→文脈

ごよう‐ろん【語用論】
《pragmatics》記号論の一分野。記号をその使用者の立場から研究するもの。

ご‐れい【語例】
言葉の使用例。「―の多い辞書」

ご‐ろん【語論】
文法研究の一部門。単語の形態・用法・種類を研究するもの。

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