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しはつ

2015-12-01 | 日本語百科
しはつ、行為の、為 し、である、
それと、それが、果つ はつ というから、しはつ が、為果つ、
そして、しはす となったと、語源は説明する。

web言海には、

歳極(トシハツ)ノ略轉カト云フ、或ハ、萬事爲果(シハ)つ月ノ意、又、農事終ハル意カ、

と見える。
http://www.babelbible.net/genkai/genkai.cgi?mode=right&imode=0&noexpand=0&page=461  

この語の用例を、古くから、十有二月、季冬とあって、訓をつけている。

*日本書紀〔720〕神武即位前(北野本室町訓)「十有二月(シハス)の丙辰朔、壬午のひ」
*日本書紀〔720〕仁徳六二年(前田本訓)「是より以後、季冬(シハス)に当る毎に、必ず、氷を蔵む」

仮名書き例については、次の例が見える。

*大和物語〔947〜957頃〕三「消息(せうそこ)もいはでしはすのつごもりになりにければ」

上記引用を日本国語大辞典による。
その語源には、次のようである。

日本国語大辞典

語源説

(1)経をあげるために師僧が東西を馳せ走る月であるところから、シハセ(師馳)の義〔奥義抄・名語記・壒嚢鈔〕。

(2)四季の果てる月であるところから、シハツ(四極)月の意〔志不可起・和爾雅・日本釈名〕。

(3)トシハツル(歳極・年果・歳終)の義〔東雅・語意考・類聚名物考・和語私臆鈔・黄昏随筆・古今要覧稿・和訓栞〕。

(4)ナシハツルツキ(成終月)の略転〔紫門和語類集〕。

(5)農事が終わり、調貢の新穀をシネハツル(歛果)月であるところから〔兎園小説外集〕。

(6)稲のない田のさまをいうシヒアスの約。シは発声の助語。ヒアスは干令残の義〔嚶々筆語〕。

(7)シヲヘオサメヅキ(為竟収月)の義〔日本語原学=林甕臣〕。

(8)セハシの義〔万葉代匠記〕。

(9)シバシ(暫)の月の義〔遠碧軒記〕。


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