梅雨の晴れ間、前線があるので、週半ばから、木曜、金曜と曇りと雨マークがついた。真夏日を過ごす。
ニュースの見出しが目について、ややこしいことを言っている。朝日新聞による配信で、ヤフーニュースに次のようである。世論が割れ始めるのだろう、メディアによってえ影響する。
>ステージ4なら五輪開催「困難」 分科会有志、検討も 6/1(火)
読んでいて、分科会メンバーの有志が発表予定とかで、記者によるそのインタビュー記事はまことに奇妙である。よく読まないと、誰が何を言っていてどうしようというのか。誰もいないし、明確なことでない。
分科会の複数のメンバーが朝日新聞の取材に答えた
17人いる正規メンバーのうち、感染症や経済の専門家の多く
ステージ4で開催が困難との意見で一致している という。
ただ、大会組織委員会にも別に専門家がおり、社会的な影響も大きいため、打ち出し方を慎重に検討している
表明時期については、組織委が6月中に観客の有無を決める前が望ましいとの意見が出ている
分科会、組織員会のメンバーというが、この観測記事は会が割れること、組織が崩れることを予測しようとするか、期待しているのか、記者による世論誘導が見える。ステージ4、ステージ3の評価にも言及して、訳が分からない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0fd24f026853be76818554a6f079a31fa2142654
> 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の専門家の間で、東京五輪・パラリンピックについて、東京都内の感染状況が「ステージ4(感染爆発)」相当の状態が続けば、開催は困難との意見が相次いでいる。意見は、五輪開催のリスク評価をまとめた上で、分科会の有志による見解として公表することも検討している。
インタビュー:五輪は十分開催可能、中止考えなくていい=遠藤・組織委副会長
5/31(月) 18:46配信
ロイター
> 5月31日、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の遠藤利明副会長は、国内外のスポーツ大会の開催状況や新型コロナウイルスワクチン接種の進展などを踏まえれば五輪の開催も可能だとし、「中止は考えなくてもいい」との見解を示した(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 31日 ロイター] - 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の遠藤利明副会長は31日、ロイターとのインタビューで、国内外のスポーツ大会の開催状況や新型コロナウイルスワクチン接種の進展などを踏まえれば五輪の開催も可能だとし、「中止は考えなくてもいい」との見解を示した。
元五輪担当相でもある遠藤氏は、東京大会は「もちろんやる」と断言する。その理由として、日本より感染者数の多い海外の国々でもスポーツ大会は開催されており、その中でもクラスターや感染が拡大したという例はないことを上げた。
また、ワクチン接種が進む英国や米国、ドイツでも感染者の数が減ってきており、日本でもこれから接種が増えていくことを踏まえると、「今の状態で(五輪は)十分開催できると思っている」、「中止ということは考えなくてもいいのだろう」とみている。
今後、感染者数が爆発的に増えた場合はどうするのかという問いに対しては、仮定の話としつつ「一気に何十倍、何百倍(に増えた)という時にやれるかどうか、その時にはその時の判断だと思う」と述べた。
東京五輪大会の開催まで2カ月を切ったが、政府は先週、9都府県の緊急事態宣言を6月20日までに延長することを決定。国内のコロナ新規感染者数は5月前半と比べると減少傾向にあるものの、世論調査では五輪の中止や再延期を求める声は多い。
<国内観客の受け入れ>
国内観客の受け入れについて遠藤氏は「可能であれば入ってもらって(開催したい)と思っている。ただ、無観客も可能性として、状況によって考えなければならないと思っている」と話す。判断のタイミングはいつごろかとの問いには、緊急事態宣言が解除される6月20日前後になるかどうかは今後の感染状況次第だとした。
その上で、観客を入れる場合は「(判断する時点での)プロ野球、Jリーグなどのスポーツの開催がどのような状況なのか、十分に参考にしながらと思っている」と述べた。その際の状況で、無観客、動員数の上限設定など「どの選択肢もありえる」という。
遠藤氏によると、医療態勢については都内10カ所・都外20カ所の病院と連携し7000人程度の医師や看護師、理学療法士の動員を予定しており、その8割は確保できている。
来日する選手や大会関係者と比べ行動管理が難しい報道陣については「1人1人全部くっついて行くわけにはいかないので、そこは信頼するしかないと思う」と語った。
(金子かおり、アントニ・スロドコフスキ 編集:田中志保)
岡山天文台は、当時一八八センチという日本最大の口径を誇った、通称「ハギハラ・テレスコープ」を、それぞれの観測スケジュールによって、「レンタル」で運用していたそうです。
そんなわけで、「晴れなかったら観測できない」わけで、「絶望的に曇っちゃった」場合は、通称「深夜喫茶」と呼ばれる待機室で酒盛り、ということになったそうです。
薄曇りだと(水蒸気は赤外線は通すので)、赤外線天文学が専門だった富士川先生が粘っていらっしゃって、「薄曇り」のことを「富士川晴れ」と呼んだとか。
天文学者も「お天気商売」なので験(げん)担ぎをするそうで、「サンズイやサンボンガワのメンバーが三人集まると曇る」というジンクスがあったとか。
怖ろしいのが、深夜喫茶にブリテン作曲の「カーリュー・リバー」というオペラ(本曲は、能の「たいしゃくしぎ」)があって、「それをかけると曇る」という話があったそうです。「そんな迷信は信じない」と笑ってレコードをかけたら、案の定観測時間になったら曇り空になって「しまった、神を畏れざる所業だったか orz」と悔やんだとか。
とはいえ、石田先生によると、「確かに当たる体感予報」というのが「天文台いろはがるた」にあって、「普段の所業が悪いので、出かけると雨が降る」のは「あめおとこ(雨男)」で、「雨が降りそうなときは出歩きたくなる」のは「あまおとこ」といって種が別だそうです。「アメガエル」と「アマガエル」の違いみたいなものでしょうか。
出典は、石田五郎『天文台日記』です。一読をお奨めします。
萩原雄祐先生は講書始のときに、予稿になかった「日本にも大型望遠鏡が必要です」と直訴され、翌日は「必ずや切腹のご沙汰があるに違いない」というので斎戒沐浴して蟄居していた、というエピソードが「天文台日記」にあります。
ネットで検索したところ、書評子(天文屋限定)には「快曇」というのは認知されているようです。
所長氏は石田先生に名刺を頂いたことがあり(台長を退いた後の話です)、そこに「天文屋」という文字があったので「これは肩書ですか?」とお伺いしたところ、「“屋号” です」とニヤリと笑っていらっしゃったとか。
あたしは「辞書屋」ですが、これも屋号だと思っています。本当の屋号は「澁屋」(塗師屋、あるいはペンキ屋など、塗装業を表しています)なんですけどね。
あめ‐おとこ【雨男】‥ヲトコ
(からかった言い方)その人が何かをする日には必ず雨が降るといわれる男性
あめ‐おとこ【雨男】‐をとこ
その人が外出したり何かしようとしたりすると雨降りになるといわれる男性をひやかしていう語。
あめおとこ【雨男】
その人が現れたりすると雨になると,冗談めかして言われている男性。女性の場合は「雨女」。
あめおとこ【雨男】〔歴史的かな遣い〕あめをとこ
会合にその人が参加すれば必ず雨が降るといわれる男。〔からかっていう〕
《参考》女の場合は「雨女」という。
あめ‐おとこ【雨男】━ヲトコ
〘名〙 催しに参加すると、その人のせいで必ず雨が降るといわれる男性。
⇔雨女
◇冷やかしたりからかったりして言う。
あめおとこ【雨男】アメヲトコ[3]
〔なかば冗談に〕その人が出かけたり 来たり すると、雨が降ると言われる男性。 雨女
あめおとこ【雨男】
a man whose presence is jocularly said to bring on rain
¶うちのお父さんは雨男だ. 一緒に旅行するときっと降られる. Our father is a rain jinx. If we go on a trip with him it's sure to rain.
天文マニアの中には、日蝕ツアーの前には晴天祈願をしにゆく方もいらっしゃいます。
> Our father is a rain jinx. If we go on a trip with him it's sure to rain.
「jinx」というのは本来「禁忌」の意味だそうで、「渡り箸」「逆さ水」のようなものを言うようです。
日本語の「ジンクス」は、おそらく「御幣担ぎ」(「福翁自伝」あたりに用例があります)に相当すると思います。
「ひとり」「ふたり」「さんにん」ときたら、「四人」は「しにん」になりそうですが(「ごにん」「ろくにん」「しちにん」「はちにん」「くにん」と漢語系が続きますので)、「よにん」です。
湘南地方と上越地方では、宿の人が「四人」を「よったり」と言っていたのを記憶しています。
だったら「九人」はどうだろうか、というので「きゅうにん」なのかと思いますが、それはそれで「窮人」と通じそうな気はします(笑)。
おそらくは、軍隊や株式との関係もあるかと思います。「2(ニ)」と「4(シ)」を区別しやすいように、「ふた」「よん」と呼んだように。
ウイクショナリ―
>
(や)屋号を構成する。
音羽屋。三河屋。鍵屋。玉屋。
(や)商売や職業を表す。
八百屋。魚屋。果物屋。自転車屋。文房具屋。
(や)ある傾向が強い人を表す。
頑張り屋。壊し屋。分からず屋。のんびり屋。
(や)あることを専門にしていることを、軽侮又は謙遜して用いる。
「彼は何でも屋だ」「私は、単に物理屋ですから」
建屋。小屋。番屋。牢屋。長屋。店屋物。部屋。
歴史的(とはいえ、日本国内の話ですが)には、こちらのほうが後のような気がします。聞くところによれば、「店構え売り」は江戸中期あたりから見られるようになったそうです。