星点は漢文訓読の点図にある、基本のものである。デジタル大辞泉の解説、 > 星点 漢文を訓読する際、仮名のかわりに漢字の四隅などに付けられた「・」の形の点。ヲコト点の中で最も基本的なもの。 その訓点はどのようなきっかけであったものであろうか。漢文を訓読する発想は、日本だけではないという。
大辞林 第三版の解説
せいてん【星点】
漢文訓読に際して用いられたヲコト点のうち、漢字の四隅に付けた「・」の形の訓点。「をこと点」の中で最も基本的なもの。
訓点資料入門 - 奈良女子大学
nwudir.lib.nara-wu.ac.jp/dspace/bitstream/10935/.../BA78777417_v4_pp16-31.pdf
大槻信 著 - 2009
典をはじめとする漢文を、自国語で理解しようとする営みが『訓読』である。 ... 日本では、漢文を読解するための補助手段として、漢文本文に返り点・仮名・ヲコト点など .... 一つの小さな点で書かれた点を「星点」と言いますが、もちろん星点だけが用いられていた.
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訓点資料が万葉集をはじめとする上代文献の読解に役立っことは早 くか ら指摘があり、その実践として契沖、橋本進吉、春日政治、大野晋、大坪併治の研究を挙げました。 これは、 ごく初期のものだけですが、以下たく
さんの研究が積み重ねられています。
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日本では、漢文を読解するための補助手段 として、漢文本文に返 り点 ・仮名 ・ヲコト点などの文字 ・符号を記入することがありました。返 り点によって言葉の順番を示 し、仮名によって和訓や漢字音を示 します。 ヲコ ト点 は、文字のさまざまな位置に点や線を施すことにより、助詞や助動詞のような助辞や活用語尾を表示 します。 こういう注記や符号の全体を 「訓点」、それが施 された資料を 「訓点資料」 と呼びます。
訓点 は、 もともとは恐 らく個人的な備忘、勉強用のメモに発 したもので、その形態 も、かなりまちまちで した。片仮名の字体 もまちまちで、 ヲコ ト点 もばらば らという状態で したが、学問が累積されるに従 って、その方式 も訓読自体 も次第に固定化が進んでいきます。それに伴い、漢文本文 とそれに付 された訓点 とが次第に非常に密接な結び付 きを持っようになりました。かっては、あくまでも漢文を理解するための補助的な手段だったものが、漢文を読むことそのものに実質的に転 じていきます。
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。残存 している資料によると、日本における訓点発生の歴史的な順番の最初は、句読点 と語序点です。どこで切るかということで点を打ち、さらには、どの順番で読めば、日本語として理解できるかということで、一点や二点のようなものを付けるのが一番初期の段階です。そこか ら万葉仮名で点を付けることが行われ、最終的にはヲコト点が生み出されます。句読点と語序点を記 している現存最古の資料は、八世紀末の 『続華厳経略疏刊定記』です。ただ、 これには仮名点 もヲコト点 もありません。 つまり、 日本語そのものを表したものは全くありません。漢文の横に 「-」、「二」、「三」、「四」という数が付されていて、この順に読むと、
日本語として訓読できるという順番を示しただけの書物です
ヲコト点の座標表現 - 国立歴史民俗博物館学術情報リポジトリ
https://rekihaku.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=2199...1
高田智和 著 - 2014 - 関連記事
文訓読語彙など)といった面で,訓点資料が活用されてきた。 伝存する訓点資料は, ... 特にヲコト点は,現代の漢文訓読では用いられない記号であるも .... 3. ヲコト点. ヲコト点は,漢字の字画の隅や内部に記入する記号で,形状(星点,線点,鉤点など)と位置に.
大辞林 第三版の解説
せいてん【星点】
漢文訓読に際して用いられたヲコト点のうち、漢字の四隅に付けた「・」の形の訓点。「をこと点」の中で最も基本的なもの。
訓点資料入門 - 奈良女子大学
nwudir.lib.nara-wu.ac.jp/dspace/bitstream/10935/.../BA78777417_v4_pp16-31.pdf
大槻信 著 - 2009
典をはじめとする漢文を、自国語で理解しようとする営みが『訓読』である。 ... 日本では、漢文を読解するための補助手段として、漢文本文に返り点・仮名・ヲコト点など .... 一つの小さな点で書かれた点を「星点」と言いますが、もちろん星点だけが用いられていた.
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訓点資料が万葉集をはじめとする上代文献の読解に役立っことは早 くか ら指摘があり、その実践として契沖、橋本進吉、春日政治、大野晋、大坪併治の研究を挙げました。 これは、 ごく初期のものだけですが、以下たく
さんの研究が積み重ねられています。
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日本では、漢文を読解するための補助手段 として、漢文本文に返 り点 ・仮名 ・ヲコト点などの文字 ・符号を記入することがありました。返 り点によって言葉の順番を示 し、仮名によって和訓や漢字音を示 します。 ヲコ ト点 は、文字のさまざまな位置に点や線を施すことにより、助詞や助動詞のような助辞や活用語尾を表示 します。 こういう注記や符号の全体を 「訓点」、それが施 された資料を 「訓点資料」 と呼びます。
訓点 は、 もともとは恐 らく個人的な備忘、勉強用のメモに発 したもので、その形態 も、かなりまちまちで した。片仮名の字体 もまちまちで、 ヲコ ト点 もばらば らという状態で したが、学問が累積されるに従 って、その方式 も訓読自体 も次第に固定化が進んでいきます。それに伴い、漢文本文 とそれに付 された訓点 とが次第に非常に密接な結び付 きを持っようになりました。かっては、あくまでも漢文を理解するための補助的な手段だったものが、漢文を読むことそのものに実質的に転 じていきます。
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。残存 している資料によると、日本における訓点発生の歴史的な順番の最初は、句読点 と語序点です。どこで切るかということで点を打ち、さらには、どの順番で読めば、日本語として理解できるかということで、一点や二点のようなものを付けるのが一番初期の段階です。そこか ら万葉仮名で点を付けることが行われ、最終的にはヲコト点が生み出されます。句読点と語序点を記 している現存最古の資料は、八世紀末の 『続華厳経略疏刊定記』です。ただ、 これには仮名点 もヲコト点 もありません。 つまり、 日本語そのものを表したものは全くありません。漢文の横に 「-」、「二」、「三」、「四」という数が付されていて、この順に読むと、
日本語として訓読できるという順番を示しただけの書物です
ヲコト点の座標表現 - 国立歴史民俗博物館学術情報リポジトリ
https://rekihaku.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=2199...1
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文訓読語彙など)といった面で,訓点資料が活用されてきた。 伝存する訓点資料は, ... 特にヲコト点は,現代の漢文訓読では用いられない記号であるも .... 3. ヲコト点. ヲコト点は,漢字の字画の隅や内部に記入する記号で,形状(星点,線点,鉤点など)と位置に.