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いろは歌全文、仮名書き最古

2013-08-30 | 日本語百科
いろは歌は仮名書きとして10世紀末~11世紀中葉に成ったとみられるが、文献上に最初に見出されるものが、承暦3年、1079年成立の 金光明最勝王経音義 こんこうみょうさいしょうおうぎょうおんぎ に、あったからであった。

そして、いろは歌 全文書いた最古の土器、京都市で出土 子供が手習い?2013.6.27 というニュース、それは仮名文字のいろは歌が見つかったというのである。
平安時代の貴族邸宅跡出土の、12世紀末~13世紀初頭の土器の小皿に、いろは歌が平仮名でほぼ全文書かれていると報じた。ここで言う平仮名は、草のことで、確認できたのは、ゑひもせすいろはにほへとちりぬるをわかよたそれつねならむうゐのお□やまけふこ□□あさき□めみし というものである。産経ニュースによる。

それまでの出土は、ひらがなで最古は、三重県明和町の斎宮跡で見つかった11世紀末~12世紀前半の墨書土器で、9文字が書かれていた。


ankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130627/wlf13062717180016-n1.htm
>いろは歌は、平仮名などを覚えるための手習い歌で10世紀末から11世紀中ごろ成立したと考えられている。部分的に書かれた土器片は、11世紀後期~12世紀前期の斎宮跡(三重県明和町)などで数点出土しているが、ほぼ全文が確認できる資料として最古とされていたのは、14世紀後半の中国の文献だったという。
>文献で最初に出てくるのは1079年の仏教の経典「金光明最勝王経音義」の冒頭部分で、漢字を使って日本語の発音を表す「万葉仮名」で「以呂波」などと記されている。



いろはにほへとちりぬるをわかよたれそつねならむうゐのおくやまけふこえてあさきゆめみしゑひもせす

歌の意味は、色は匂へど散りぬるを 我が世たれぞ常ならむ 有為の奥山今日越えて浅き夢見じ 酔ひもせず 
涅槃経の四句の偈、諸行無常、是生滅法、生滅滅已、寂滅為楽 の意をとったものという。


次は、 ウイキペディアによる。

以呂波耳本へ止
千利奴流乎和加
餘多連曽津祢那
良牟有為能於久
耶万計不己衣天
阿佐伎喩女美之
恵比毛勢須


>文献上に最初に見出されるのは承暦3年(1079年)成立の『金光明最勝王経音義』(こんこうみょうさいしょうおうぎょうおんぎ)であり、大為爾の歌を収録する天禄元年(970年)成立の源為憲の著『口遊』には、同じく仮名を重複させない誦文であるあめつちの詞については言及していても、いろは歌のことはまったく触れられていないことから、10世紀末~11世紀中葉に成ったものとみられる。

仮名を重複させずに使って作られた誦文のこと。七五調の今様の形。
仮名を重複させないもの、すなわち仮名尽しの代名詞としての意味。

12世紀の僧侶で新義真言宗の祖である覚鑁は『密厳諸秘釈』(みつごんしょひしゃく)の中でいろは歌の注釈を記し、いろは歌は『涅槃経』の中の無常偈(むじょうげ)「諸行無常、是生滅法、生滅滅已、寂滅為楽」(諸行は無常であってこれは生滅の法である。この生と滅とを超えたところに、真の大楽がある)の意訳であると説明した。


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