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誤表示 

2013-11-02 | 日本語どうなるの?
ホテルの食事のメニューに誤表示があったとホテルチェーンの社長が謝っている。それは偽装ではないのかと追及があり表示の誤りだと突っぱねた。誤表示のホテルレストランはその後の内部調査によって数が増加している。拡大解釈である、業界の慣習である、などと言う弁明が聞こえてくる。


阪急阪神ホテルズ社長「偽装でなく誤表示」
2013/10/24 20:43 日本経済新聞
>問題があったのは東京や京都、大阪、兵庫の8ホテルと1事業部の計23店舗。メニュー表記と異なる食材は47種類。提供期間は2006年3月~13年9月で、利用客は延べ7万8775人。同社は総額約1億1千万円の返金を見込んでおり、24日午前9時までに3480人分、計1022万円の返金に応じたという。


食材誤表示「拡大解釈が過ぎた」 阪急阪神ホテルズ社長
2013年10月28日16時06分 朝日デジタル
>この結果、中国産の粉が混じっていたのに「天ざるそば(信州)」と表示したり、既製品を使いながら「手作りチョコソース」と表示したりした例などで、「メニューに無理があり、(レストランの都合のいい)拡大解釈があった」との認識を持ったという。シェフらは顧客を欺く「故意」については明確に否定したという。
 一方、「芝海老(えび)」と表示しながら、より安価なバナメイエビを使ったメニューについて、出崎社長は「中国料理においては、小さいエビを『芝エビ』と表現する慣習のようなものもあったようだ」と述べ、現場のスタッフ間で認識の食い違いがあったとみている。

2013年11月1日 読売新聞
>ホテルのレストランなどで食材の不適切な表示が相次ぐ中、県内でも山形グランドホテル(山形市本町)、山形国際ホテル(同市香澄町)、東京第一ホテル米沢(米沢市中央)でメニュー表示と異なる食材を使っていたことが31日、ホテルへの取材で分かった。いずれも「業界の慣習だった」などと釈明している。山形グランドホテルでは、中華レストラン「桃花苑」とコーヒーショップ「CO・CO」などのメニュー17品の表示が不適切だった。記載された芝エビ、大正エビ、車エビは、実際にはそれぞれ、バナメイエビ、ピンクシュリンプとホワイトシュリンプ、ブラックタイガーを用いていた。安達茂・常務取締役総料理長によると、遅くとも1995年頃から同様の表示をしていたという。


阪急阪神ホテルズ「食品誤表示」問題をCSRとリスク管理の視点で考える
yamaguchi-law-office.way-nifty.com/weblog/2013/10/post-ddae.html‎
>阪急阪神ホテルズ社の運営ホテルにおいて、約7年間に及ぶ食品偽装問題(念のため、「誤表示問題」といいます)が公表され、大きな問題に発展しています。今年6月に発覚した東京ディズニーリゾートの食品誤表示問題をきっかけに「当社運営レストランでも誤表示問題はないのか?」ということで社内調査を行ったところ、今回の誤表示が次々と発見されたそうです。同社が事実を把握して自ら公表に至ったことは、自浄作用が機能したものとして評価されてもよいと考えていますが、コンプライアンス意識が希薄であったことは否めません(とりあえず自浄能力を発揮したからこそ、24日の社長謝罪会見では大きなツッコミもなく終わったのだと思われます)。

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1 コメント

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はじめまして (ゆめと(ttm21))
2013-11-03 08:34:04
いつも正鵠を得た論評を拝見し、大変参考になり感謝しております。これからもよろしくお願い致します。
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