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文章単位

2023-07-12 | 日本語文法論議23





日本語文法論議23712
文章単位は形式段落に設定できる。文はそのうちに2文以上を持つ。書き手が段落とするところで読み手がそれに従えばひとまとまりの文章である。形式段落に一段落としてまとめてしまえばそれはそれでよいが、意味段落の設定をすれば形式のうちに文章のまとまりを読み手によって作ることができるし、また形式段落が短い場合にはそのいくつかを併せてひとまとまりにすれば文章のまとまりを見ることになる。

文章作成にワープロの普及が影響しそれがさらに段落の明示となるコマ落としの書き方が変わってきてコンピュータの印字によって段落の冒頭を一コマ下げない形式が普及してきている。その場合は行開けによって段落を分けているから、形式段落と見分けるのはかえって見やすい。大体の目安に400字詰めで3段構成を作る文章であれば、150字からなる5文前後を持つ単位となる。

形式段落を見て文章の単位とする、形式段落を併せてそれを文章の単位とする、何れにおいても文章の意味内容によってとらえられるのでそこに文法分析が加えられることになる。新聞のコラムを例にすれば日経新聞春秋は形式段落を4段構成の文章にしているし、中日春秋は意味段落に2段の構成が見られることが多いようである。よく取り上げる朝日新聞の天声人語は段落によって構成をするというより意味段落の構成を細部に工夫するように書いているようである。       






 
   
      




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