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語と語彙 4

2014-08-25 | 語と語彙

語の論は語論となるか。その用語がとくにあるわけではない。しかし、辞書に項目として掲載し、文法研究の分野また部門として扱う説明がある。語論があり、文論があり、文章論があるということになる。辞書項目を見ていくと、文論と文章論は重なる説明がある。そうすると、語論はまた何かを問うことになるが、シンタクスに対するもの、形態文法を意味する。

語の論を語論、語彙論、そして意味論で扱うそれぞれの範囲をおおうものとしてとらえるのがよさそうである。文法論に、語、文、文章とするのは文法単位の部門に分けることであり、そこに語より下位レベルのようにして形態を加え、さらには語と文にあって句をもって見る。それを形態論の分野に語を据えて句論まで広義にして、文法論の部門とすることになる。

語の論は語の形式とその意味内容とが議論される。そもそもの語の意味には言語現象の研究対象であった基盤がある。語の意味とは何かを問い続けてきている。そして語の用いられ方によって派生してくる意味とその意味の拡大縮小などに明らかにしようということがあった。それはまたその語における意味の変遷をとらえることにもなり、意味記述が行われるようになる。

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