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文字、漢字はことばである

2019-11-25 | 日本語語彙
文字の一つが詞の一つであると、古代の中国語、古典漢語を取り入れて、祖先はそう思ったはずである。漢字の一文字に、言葉の一つ一つがある使い方から、文字は漢字となり、日本語になって、仮名文字が工夫されてできたのは、漢字を言葉でとらえる、日本語読みとする訓をつける読みかたであった。それは語の単位にとどまらず、句、文にも 訓読をおこなって、日本語理解をした。万葉歌は訓読という形で日本語に書いたものを、漢字を読むときのように、訓読みをしたものを当てる。漢文訓読の一方で、日本語和歌を真名、つまり漢字に書いたものとして、それを訓読みしたのである。万葉歌の読み下しは、訓をつけることであった。しかし、それがおのずと漢文を解釈するのとは異なり、和歌が漢字表記であるだけで、日本語をそのまま読みとこうとしたことになる。文字、漢字、その一つが言語となると、日本語の語彙には熟語となるものが和文に容れられて、その使い方を自由にするようになる。 . . . 本文を読む