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正訓、義訓、戯訓 8

2015-10-20 | 日本語表記
漢字を日本語でどう読むか。古代日本語で漢字に訓読みをあてた、その用字法である。ただし、正訓にしても漢字の字義に日本語の読みを正しく充てるのであるが、それははまた、漢字文字を日本語発音にしていたので、用字という捉え方になる。そこから、のちに草仮名の文字になる、まず万葉仮名が工夫されるようになる。義訓には、日本語と漢字の文字の意味が対応するが、正訓ではないものがあるので、その用字法を言った。正訓に対して義訓が現れるのは、万葉集の歌謡に文字についての意識があり、記録者に修辞として現れたと考えてよい。読み、訓み、詠み、というふうに、文字を充てて意味をとらえようとしたのである。漢字と日本語読み、漢語に相当する日本語、そのようなとらえ方をして、そのうちに、ことばの遊戯とした用字をする、戯書があった。 . . . 本文を読む