現代日本語百科   けふも  お元気ですか

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日本語教育、うつろいゆくも

2015-03-22 | 日本語教育私史
中国北京の交換教員は海外での日本語教育としての経験で、それ以後、中国での日本語教育をウオッチングするようなことになった。日本に1985年に帰国して変わらず勤務校での国語国文学と研修生の日本語にかかわっていたが、それまで大阪に通い続けた1978年から1983年までの日本語教師はそこで中断して、留学生への本務のひとつとなって継続することになる。日本語教育研修の中国からの派遣者を受け容れていた。その当時は北京語言学院から継続して、あるいは、社会科学院、南開大学、上海外国語学院、大連外国語学院と、かわらずにいて、年ごとの人数は半分になって、研究奨学としての待遇であった。すでに語言研究の受け入れが、法律、経済の専門分野での受け入れとかわって、留学生事業は軌道に乗っていた。中国の研究は校是であったから、辞典編纂に次ぐことは、新しい校地での新学部構想へと発展したのである。 . . . 本文を読む

日本語の変化15 動詞活用の種類

2015-03-22 | 日本語文法
動詞の種類は活用変化による分類である。現代語で五段活用、上一段活用、下一段活用、カ行変格活用、サ行変革活用と、ほかの語に接続をするときの母音の変化によって、5種類にわかれる。わたしたちが動詞活用を区別するのは活用形に現われる母音によることになる。ことばを使うときに、仮名の発音による音韻は音節を単位としているので、その母音が変化しているのを強く意識することになる。したがって、動詞の活用の種類となると、日本語の古典語の文法で9種類、現代語で5種類と、その変化をとらえることになる。仮名表記で分類すると、現代語の五段活用は古典語で四段活用であった。また、古典語にナ行変格活用があり、下二段の活用を併せ持っていたが、五段活用となった。ラ行変格活用が、五段活用に変化するが、現代語では母音接続がない。ごく大まかに、母音によって変化が起こったとすれば、四段活用が五段活用になった説明のほかは、定かではない。 . . . 本文を読む

変化、へんげ、change

2015-03-22 | 日本語百科
変化を、へんげ、と読めば、妖怪変化、七変化などと、その使い方がある。仏教語で、化身となると、神の変身である。神仏と辞書は説明する。古来、変化身は現実のあらわれであった。歌舞伎に、それを入れて、化ける舞踊がある。またこれを、へんか、と読めば、それは変わることの意味を表すことになる。科学の変化あるいは化学変化という用語となる。全く新しい物質に変わることである。ついで、化学変化に対し、物体の温度、体積、圧力、電気抵抗、熱伝導率などの物理量の変化をいう、物理変化がある。変化は近代にその用法を顕著にする。それを言語の変化とするとどうであるか 。日本語の変化と書けば、これは、変化として、言語の現象をさす。彼我に照らせば、>(an) inflection; 〔動詞の〕(a) conjugation; 〔格の〕(a) declension  ラテン語は変化が多い この動詞の変化を言えますか  Can you conjugate this verb?  名詞[代名詞]を格変化させる  decline a noun [pronoun]  一人称単数の代名詞の変化  the declension of the first person singular pronoun  となる。 . . . 本文を読む