習字手本であったという。書写された書体に3体、またそれ以上に伝えるものがある。ウイキペディアの解説に、>千字文はかつて、多くの国の漢字の初級読本となった。注釈本も多数出版されている。また、書道の手本用の文章に使われ、歴代の能書家が千字文を書いている。中国では智永(隋)、褚遂良(唐)、孫過庭(唐)、張旭(唐)、懐素(唐)、米元章(北宋)、高宗(南宋)、趙子昂(元)、文徴明(明)などの作品が有名で、敦煌文献にも千字文の手本や習字した断片があり、遅くとも7世紀には普及していた。日本でも巻菱湖(江戸)、市河米庵(江戸)、貫名菘翁(江戸)、日下部鳴鶴(明治)、小野鵞堂(明治)などの作品がある。書道の手本としては、智永が楷書と草書の2種の書体で書いた『真草千字文』が有名である。その後、草書千字文、楷書千字文など、様々な書体の千字文が作られた。また、篆書、隷書、楷書、草書で千字文を書いて並べた『四体千字文』などもある。 と見える。 . . . 本文を読む
日本語辞書学への序章 倉島尚久さんの著書、大正大学出版会2008年10月15日、辞書の編集を続けて、辞書研究、辞書学をまとめた高著である。辞書の文化史は興味深い記述である。辞書における規範と慣用を追求した。漢字使用に関する一資料はデータにしめすところ、日本語文字の実態が見える。外国人による日本語研究は会話集の発音に分析があり辞書の発音表記と相まって見るべきもの、著者の炯眼である。 . . . 本文を読む
千文字の学習、二千文字の常用、むかしも、いまも、数量の違い、学習対象としては、文字種のことはあっても、難しさは同様にして、どう習得したか、手習いによる文字書写と、韻を踏んでの暗唱によることになる。日本では、文選読みで千字文を声を出して読んだとか、ブログに紹介する方がある。
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テンチのあめつちは
ゲンコウとくろく・きなり
ウチュウのおおぞらは
コウコウとおおいに・おおきなり
ジツ . . . 本文を読む
千字文、中国語ピンイン qianziwen 1000の漢字を 250の4字句に綴ったもの、古事記によると、応神天皇16年、論語とともに漢籍として百済から王仁によって日本に伝えられたと記録する。中国では習字手本および初学教科書であった。天平に、王羲之の筆跡の模本が渡来し現存すると説明がある。異なった文字で1000種の内容は天文、地理、政治、経済、社会、歴史、倫理などの森羅万象について述べた長編である。
>正倉院へ光明皇后が寄進したときの目録『国家珍宝帳』(751年)には「搨晋右将軍羲之書巻第五十一眞草千字文」があり、国宝の『眞草千字文』がそれだと推定されている。正倉院文書にも千字文を習字した断片があるので、8世紀には習字手本として使用されていた。
ウイキペディアより . . . 本文を読む
人称代名詞また代名詞そのものは文法の品詞においては名詞となる。1人称名詞とでもするとよいが、代名詞を品詞にたてた方が言語対照で説明をしやすいことから、人称代名詞をカテゴライズすることもあるが、そもそもその機能に違いがある。説明を見ると、役割語を用いるとあるので、それはまた、文法用語と見るか、語用の議論であるようである。名詞には場面、文脈、使い手の意識が働くので、それを代名詞機能とするのは、地位、場所の名をもって日本語にある身分関係を明示する古語の用法を分析することから、明らかになることである。 . . . 本文を読む
体系をなす、体系をつくる、言語体系、語彙体系と、体系そのものの説明には、秩序の認められるような全体、システムと見える。英語システムsystemなどの訳語とすれば、組織、系という文字がある。わかりやすくいうと、と、要素が他と関係し合う、まとまっていること、そのまとまり、それを意味する言葉となってくるが、大系という語があって、同音異義語としての別も説明が難しいようである。検索して、語彙体系 の画像検索結果によると、図示するものが、わかりやすい、分かりにくい説明であるから図解がある、と、受け止められる。哲学体系の訳語ですれば、その論理をおうことになるだろう。この語から、大系によって、体系、組織、系とするその成立を構造にして分析することになる。 . . . 本文を読む
レキシコンは語彙目録と捉えられた。それは古典語辞書の語彙、あるいは作家作品の語を解説するという辞書の説明によれば、日本語語彙の捉え方が相応する。すなわち、日本語の入れた漢語、外来語、外国語の別に、古典文学作品を語の索引とその用法から分析し、ひいては文豪と呼ばれた作家の語彙研究におよぶことが行われてきた。レキシコン、レキシコロジーとして、カタカナ語の定着は言語学用語における、語彙、語彙論になる。しかしその一方で、語彙という、この漢語を国語の翻訳には、ボキャブラリーにあるとして、国語の議論では、語彙、語彙論はその展開をしてきた。国語辞書などの定義はこの語彙論に拠るものが採用されて、どの辞書にも概略、ほぼ解説に見える。その国語の語彙論は、1950年代以降の国語学分野に3大分野のひとつにかぞえて、半世紀にわたって行われた。その時期には、computer導入による国語研究所の言語を計量するテーマがすすめられた。計量言語学、計量国語学の時代をつくって、それはさまざまな研究手法に今日に至るも、語彙論は国語研究の個別論となる。 . . . 本文を読む
当用漢字の制限があって、語彙は、語い と表記されてきた時期があった。教育には複雑な文字と見られて、制限のゆえに、字体が揺れていた。常用漢字の目安においては、専門用語に許されることとなり、語彙と書かれるようになった。最も、英単語学習で、vocabulary の語を、語彙と学習していたから、翻訳語の表記になれていたことである。> (特定の言語・分野で使用される)語彙ごい,用語(集),単語(集);《言語学》(職業・専門分野の)語彙,用語≪of≫;(個人の)語彙 《言語学》(ある国語の)(総)語彙,全単語≪of≫ the vocabulary of Japanese 日本語の総語彙 . . . 本文を読む