人称代名詞また代名詞そのものは文法の品詞においては名詞となる。1人称名詞とでもするとよいが、代名詞を品詞にたてた方が言語対照で説明をしやすいことから、人称代名詞をカテゴライズすることもあるが、そもそもその機能に違いがある。説明を見ると、役割語を用いるとあるので、それはまた、文法用語と見るか、語用の議論であるようである。名詞には場面、文脈、使い手の意識が働くので、それを代名詞機能とするのは、地位、場所の名をもって日本語にある身分関係を明示する古語の用法を分析することから、明らかになることである。
ウイキペディアより
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英語、フランス語、中国語など他の多くの言語と異なり、現代日本語には文法的に名詞とはっきり区別される代名詞がなく、様々な語が一人称代名詞として使われ、それぞれ文体や立場が異なる。
この記事の中には人称代名詞とは考えられないようなものもあるが、敢えてその議論は避けて記載している。人称代名詞でないものを含めれば、英語でも the writer (筆者)、 this study (当研究)などの普通名詞が意味の上で I(私)や we (我々)の代わりに使われることがある
一人称単数代名詞の一覧
3.1 公的表現
3.1.1 私(わたし)
3.2 私的表現
3.2.1 自分(じぶん)
3.2.2 僕(ぼく)
3.2.3 俺(おれ)
3.2.4 俺様(おれさま)
3.2.5 儂、私(わし)
3.2.6 あたし
3.2.7 あたくし
3.2.8 あたい
3.2.9 わえ
3.2.10 わて
3.2.11 わい
3.2.12 うち
3.2.13 己等(おいら)
3.2.14 俺ら(おら)
3.2.15 おい、おいどん
3.2.16 うら
3.2.17 わ、わー
3.2.18 ぼくちゃん、ぼくちん
3.2.19 おれっち
3.2.20 おりゃあ、ぼかぁ、わたしゃ、あたしゃ、わしゃあ、おらぁ
3.2.21 ミー
3.3 ビジネス文書
3.3.1 当方(とうほう)
3.4 職業
3.4.1 本官・小官
3.4.2 本職・小職
3.4.3 当職・弊職
3.4.4 愚僧(ぐそう)、拙僧、愚禿(ぐとく)
3.5 団体・組織
3.5.1 当○・弊○
3.6 無線
3.6.1 当局(とうきょく)
3.6.2 こちら
3.7 古風
3.7.1 我輩、吾輩、我が輩、吾が輩(わがはい)
3.7.2 某(それがし)
3.7.3 朕(チン)
3.7.4 麻呂・麿(まろ)
3.7.5 あ
3.7.6 我・吾(われ・わ)
3.7.7 余・予(よ)
3.7.8 小生(しょうせい)
3.7.9 吾人(ごじん)
3.7.10 愚生(ぐせい)
3.7.11 非才・不才・不佞(ひさい・ふさい・ふねい)
3.7.12 あっし
3.7.13 あちき
3.7.14 わっち
3.7.15 妾(わらわ)
3.7.16 拙者(せっしゃ)
3.7.17 身ども(みども)
3.7.18 僕(やつがれ)、手前(てまえ)
3.7.19 此方(こなた)、此方人等(こちとら)
3.7.20 私め(わたしめ)(わたくしめ)
4 一人称複数代名詞
4.1 〜達(たち)
4.2 〜共(ども)
4.3 〜等(ら)
4.4 我々(われわれ)
5 代名詞を使わない一人称
5.1 話者の名前
5.2 地位・立場
5.2.1 親族呼称
5.2.2 作者
5.2.3 先生
5.2.4 編集子、筆者
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・わたし
・わたくし
・わたくしめ
・あたし
・あっし
・あちき
・あたい
・俺
・俺様
・僕
・ぼくちゃん
・手前
・うち
・わい
・おいら
・自分
・わし
・おら
・小生
・下名
・小職
・当方
・当職
・拙者
・我
・某
・妾
・朕
・愚生
・吾人
・余
・吾輩