読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

脳内物質

2009-03-22 09:47:32 | 読書

臨死体験における幸福感や恍惚感はエンドルフィンという脳内物質によって説明出来るのではないかと最近言われるようになったそうだ。
脳は神経線維が複雑に走査する神経回路で出来ている言わば精妙なコンピューターと見られて来た。つまり脳の中の情報伝達は神経回路を走る電気信号によるものと考えられてきた。が最近は脳は複雑な電子機械と言うより精密な化学機械と見るべきだと言われるようになって来た。脳内での情報伝達はその電気信号だけではなく、神経伝達物質と呼ぶ化学物質が大きな役割を果たしているのだ。その種類は非常に多くまだ全てが解明はされていないそうだ。この物質は百万分の一グラムとか十億分の一グラムという極めて微量で効果を発揮するものでこうした物質を発見するのに研究者は三万から五万頭のブタや羊の脳を磨り潰すと言う事だ。このエンドルフィンと言う脳内で生産され脳内で消費される物質も五十マイクログラムを抽出するのに同様の量の動物の脳が必要と言う。


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