読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

派遣社員雑感

2009-03-08 11:14:34 | 新聞

派遣社員切りが問題になっている。派遣社員とは私は専門の知識が有り、技術が有る人が各企業に派遣される人達の事だと思っていた。1985年の中曽根首相の頃、労働者派遣法と言う法律が有った。賃金が高く、再就職も容易な新しい働き方を日本に導入する事を理想としたもので通訳など専門の知識や経験を必要とする十三の業務に限定されていた。そのままなら今日のような社会門題は起こらなかった。1999年この法律が規制緩和の名のもとに改正されたのである。これにより派遣は原則自由となり単純労働にも適用されるようになった。結果、賃金も低く抑えられ、何時職を失うか判らない現実になってしまったのである。