読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

国際人を育てると言う事

2007-02-11 13:42:36 | Weblog

前頭葉を活性化させると言う百ます計算で注目を浴びた
東北大学の川島隆太教授やベストセラーになった「国家
の品格」を著した藤原正彦氏は小学校で英語を教える事
に反対しておられる。人格が形成されるのは日本語で
国際人を育てる為には国語の時間を多くした方が良いと
言う意見だ。川島教授は立命館小学校でのカリキュラム
作成に関わる中でそうしたと書いておられた。藤原教授
も「この国のけじめ」と言う本の中でそんな事を書いて
おられたと記憶している。また同教授は他の本で日本の
商社マンが取引相手の家に夕食に招かれた折、縄文式
土器と弥生式のものとはどう違うのかなどと質問された
話を紹介している。国際人である為には日本の歴史や
古典を良く知っていた方が良いと言う意見だ。
そう言えば高校で世界史が必須になっているのは何故
だろうと思う。日本史が必須になって当然だし、世界史
もヨーロッパ中心でなく、アジア史に重点を置いた世界史
の方が良いのではと思った。