ティーガーデン

大好きな紅茶を飲みながら、日々の生活で
咲いた花々(さまざまな素敵)をご紹介していきます。

陸奥A子

2015年11月03日 23時42分31秒 | Movie・Book・TV

先日、弥生美術館で、陸奥A子展を開催中との情報を知りまして、

それ以前に「たそがれ時」と言う言葉を聞く度に、陸奥A子さんの「たそがれ時に見つけたの」をふと思い出したりしていました。

そんな事で、何気に電子書籍で「たそがれ時に見つけたの」等立ち読みしてみたら、急に懐かしくそして読みたくなって来て、

本日は、とりあえず、陸奥A子さんと、陸奥A子さんが看板だった「りぼん」、両者の軌跡が書かれた本を買っちゃいました。

1972年18歳で「りぼん」10月増刊号「獅子座生まれのあなたさま」でデビュー。同年「たそがれ時に見つけたの」が本誌初掲載。

ここでまたたくまに人気を博したようです。そこから1980年代にかけて「りぼん」と言えば陸奥A子的な、看板作家として大活躍します。

私も持っていた「たそがれ時に見つけたの」は、コミック化の際、当時50万部を越える大ヒットとなったとの事。全く存じませんでしたが、すごいですね~。今で言う「大ブレイク」だったわけですね。今みたいにネットが発達していなくて、情報が今ほど入りにくいのと、まだまだ子供だったので、売れ行きまでは気にしていなかったけど「りぼん」と言えば陸奥A子さんって感じで、周りの友達とも、盛り上がっていました。

今日買った本を読んで、女子だけではなく、男子の熱狂的ファンが多かった事も知りました。

皆何に一番魅力を感じていたかと言うと、一番にイラスト。

線が細く優しく、色彩もパステルが多く、しかし、仮に暗い色を使っていても、軽い印象に仕上がっている、線と色彩。登場人物のファッションは、アイビールックや花柄清楚なファッションで、今現在にも通用する劣化しない、ベーシックなんだけど、センスの良さが際立つオシャレでとっても可愛いイラストにまず魅了されていたようです。

漫画の世界なのに、そのファッションや持ち物、紅茶を飲む風景など、まねしてみたい憧れをいだきます。

そして、登場人物は、派手さはないけど、生き生きした人物像で、好感がもてます。

男子は、今で言う草食系、眼鏡男子だったり、長身の爽やかな素敵さがありました。

女子はごく普通の女の子の設定が多かったけど、それが又、自分や周辺にいる友達と重ねる人も多かった事と思います。

そしてどこにでもいる不器用な女の子が又可愛く描かれているんですよね。

漫画にはこんな感じの人物が登場します。

とってもオシャレ。

今も通用するファッションですね。

ストーリーは、日常にありそうな思春期の女の子の恋愛物語だったりするけど、

お話のテンポの良さや、登場人物の表情などが又魅力的で、どんどん引き込まれて行きます。

お話はどれも今で言う癒し系な感じで、展開としては色々あるんだけど、爽やかで明るいイメージのものばかりです。

全体的にはほとんどが乙女チック、ロマンチックなイメージかな。

↑清楚で大人しめの女の子。

↑このイラストは、記憶にあります。

 

「りぼん」で大人気漫画家であった陸奥A子さんは「りぼん」卒業後は、

1989年~2011年に、「YOUNG YOU」や「YOU」に活躍の舞台を移し、

読者対象年齢も上がった事で、仕事や結婚など、幅広い題材を取り上げ、作品作りをして行ったようです。

画風もこれらとは違った、大人向けな感じにシフトしています。

 

岡田美里さんやリリー・フランキーさんも、陸奥A子さんのファンだったらしく、今日買った本に、そのような事が掲載されているのですが、皆さんが語る陸奥A子さんの魅力を読んでいると、皆同じ事を感じているんだなと思いました。

そして、今もファンの方が多い事を色んなところで最近知りましたが、なんか昭和の古き良き時代だったなと懐かしさもよみがえりました。

「りぼん」そして陸奥A子さん・・・、漫画を通じて、沢山良い影響を受けて過ごしました~

 

 

コメント (2)
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