昨日、倉敷の万歩書店で「国境の島与那国島誌~その近代を掘る~」(宮良作、あけぼの出版、2008年)という古本をみつけた。沖縄のマイナーの出版社発行なので一般の書籍販売ルートでは手に入らないようである。定価は2300円だが古本としての売値は920円と手頃だったので買い求めた。著者は、与那国生まれだが、台湾で育ち、東京の市会議員や沖縄の県会議員を経験しており、ユニークな方である。
その本のなかで、「与那国のカイダ・ディ(象形文字)」という一覧表をみつけた。下記のような表である。これは、池間栄三著の「与那国の歴史」に掲載されている表を分かりやすくしてくれている。実際に使われていた文字の種類はもっと多かったのだろう。
小生はカイダ文字というように記憶していたが正確にはカイダ・ディのようだ。古代に使われていた文字だと思っていたが、実は明治時代まで使われていたのである。池間栄三著の「与那国の歴史」には、カイダ・ディについて「日常生活に必要な事物をかたどって、その物品及び数量を指示した文字であって、所謂、象形文字、指示文字とも言うべきである」と述べている。琉球王国の支配下に置かれた後に貢納物を納めるときの役人の不正行為を防止するために案出されたようだ。
このカイダ・ディ、小生が10数年前に与那国島を訪れたときは、布地にプリントしてバンダナのような土産物として売られていたが、今はもっとポピュラーになっているのかもしれないな。
その本のなかで、「与那国のカイダ・ディ(象形文字)」という一覧表をみつけた。下記のような表である。これは、池間栄三著の「与那国の歴史」に掲載されている表を分かりやすくしてくれている。実際に使われていた文字の種類はもっと多かったのだろう。
小生はカイダ文字というように記憶していたが正確にはカイダ・ディのようだ。古代に使われていた文字だと思っていたが、実は明治時代まで使われていたのである。池間栄三著の「与那国の歴史」には、カイダ・ディについて「日常生活に必要な事物をかたどって、その物品及び数量を指示した文字であって、所謂、象形文字、指示文字とも言うべきである」と述べている。琉球王国の支配下に置かれた後に貢納物を納めるときの役人の不正行為を防止するために案出されたようだ。
このカイダ・ディ、小生が10数年前に与那国島を訪れたときは、布地にプリントしてバンダナのような土産物として売られていたが、今はもっとポピュラーになっているのかもしれないな。
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