「星の王子さま」が初めて出版されたのが1943年、
亡命先のアメリカで。
日本で初めて翻訳出版されたのが1953年。
余談だけど、私の生まれた翌年・・・・・・・歳がばれる
翻訳権を独占していた岩波書店の、
内藤濯(あろう)さんの訳本。
私が持っているものも、
原著の日本における著作権の保護期間が
2005年の1月22日で満了して、
それ以降、各社から相次いで新訳が出版されたのだそう。
そんな中で、意表をつく解釈をしている本があるそうだ。
サン=テグジュペリが『星の王子さま』を書いたのは、
第二次世界大戦中で、
ゾウを飲みこんだウワバミの絵は、
当時の弱肉強食思想の象徴で、
強を代表するウワバミはドイツの軍事行動、
弱であるゾウは、侵略された側の中国や、チェコ、、ポーラアドなどだと。
また、
この三本のバオバブは、
『ナチズム』『ファシズム』日本の帝国主義』を表している等々。
それぞれ、作者なりに根拠があるようなので、
興味のある方は
塚崎幹夫著『星の王子さまの世界』(中公新書 中央公論社刊)を。
翻訳者によって、いろいろな表現の違いがあるようで、
鳥取絹子さんの本の副題にある、
「サン=テグジュペリが本当に伝えたかったこと」を知るために、
いろいろと読み比べてみたい。
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