GOODLUCK'S WORLD

<共感>を大切に、一人の男のスタンスをニュース・映画・本・音楽を通して綴っていきたい

「熱き想い」

2012年01月27日 | Weblog
人は大きなバックを持って生まれてくる
そのバッグにどんどん欲しいモノ 
必要だと思うモノを入れていく

いずれそのその重みに堪えかねるようになる
そして どうしようもなくて立ち止まり 
満杯になったバッグからモノを捨てざるをえなくなる
自分の限界を知って 泣きながら道ばたに捨てていく

何を残さなければならないか
感情だけでは決められないものを背負い込んだことに気づく
今まで大切なものと思っていた価値観の変化に初めて気づく
その時 人は子供から大人になっていくのではないか

自分の限界 限られた体力 限られた時間 
限られた金に愕然としながら
死という到着点に向かうしかないことを知る
そして 哀しみや無常を感じながら 現実を受け入れる
大人になることは 現実を受け入れ 立ち位置を知ることかもしれない

想いは深刻になった時 鉛のように重くなる
しかし 想いが次元を越えたとき
膨大なエネルギーに昇華する

暗黒でしかも沈黙の世界で まるで獣のように徘徊していたヘレン・ケラー
「奇跡の人」アニー・サリバン家庭教師を出会い 初めて現実の世界の住人となる
三重苦という現実を知り そのハンディの大きさに愕然としながらも
モノには名前がある 水はWATERと知ったことから
自分だけの世界から飛び出した
知的世界を探求したいという熱き想いは
膨大なエネルギーとなって 彼女を天高く押し上げた

想いは負のエネルギーにも姿を変える
心のあり方によって姿を変えるのだ
「スター・ウォーズ」のダース・ベイダーのように暗黒の世界を引き寄せる

武田晴信が山本勘助に云った
「復讐だけでは無意味なモノとなる」 
同じ意味だ

大人には守らなければならないものがある
バッグの中には捨てがたいものが存在する
しかし 本当に大切なものは手でつかむことも目にも見えない
バックにも入りきれないものだ

「想いは無限」
「想いはエネルギー」

「熱き想い」を胸に 
限りある人生を行く
この気持ちを忘れずに生きて行きたい




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。