GOODLUCK'S WORLD

<共感>を大切に、一人の男のスタンスをニュース・映画・本・音楽を通して綴っていきたい

<快感>は記憶への橋渡し

2012年09月30日 | Weblog

今日はこのビルの13Fで、ある教養を深めるセミナーを受講。

10月にも同じビルでセミナーを受講予定。

足りない知識を得られるのは快感と言える。

今からもう一度、大学に行きたくなる。

必要だと思うものが明確なだけに、きっとあの頃より勉強するに違いない。

    

セミナーの中でタツノオトシゴと呼ばれる「海馬」という脳の一部、

記憶や空間学習能力に関わる脳の器官の話があった。

唯一細胞分裂を繰り返す神経細胞が集まる器官で、

入力された情報の整理(取捨選択)、および、記憶を司っている。

学習中に<快感>を感じたとき、記憶がしっかりと刻み込まれるという。

私の中で<快感>という言葉が<夢中>という言葉に置き換えられた。

幼い頃の独楽回しや剣玉、

水泳や自転車の練習、ギター、ゴルフの練習は夢中になる。

まさしく、快感が伴っているからだ。

勉強でも成績が急上昇した思い出がある人は、

非常に熱心に、言い換えれば<夢中>になっていたと記憶しているはずだ。

もし、自分で夢中になれるように工夫して苦痛なことでも真摯に向き合うことができれば、

きっと何事でもストレスも溜めずに上達するに違いない。

仕事でも人間関係でも同じだろう。

<快感>を覚えれられるように工夫できれば、ストレスも発生しないことを覚えておこう。


「ガミさんのブルース・ライブ at Page One」

2012年09月23日 | Weblog

2012.9.22 

谷六のライブ・ハウス「Page One」で開催された<ガミさんのブルース・ライブ>に初めて行ってきました。

ガミさんは同じ今宮高校の大先輩。

私が高校時代に作曲した「シャボン玉」を聞いて貰ったとき、

「コード変更時、Gからディミニッシュを使用したら?」とサジェッションをいただき、

やってみたら大いに気に入り、以来ずっと使用させていただいています。

とにかく、本当に才能豊かでとても優しい性格の持ち主です。

今夜は同期のノーちゃんも参加してブルース・ライブならではのとても素敵なライブになりました!

今夜のPage Oneでのライブ曲:

●ガミさんの「心斎橋ブルース(youtubeへ)

●ノーちゃんとガミさんのブルース「500マイル」(youtubeへ)

    

    

 

ガミさんが学生の頃、同窓の野毛洋子さんを看板ボーカルに迎え、

「ヨーコぶるーすばんど」を結成し、1977年、朝日放送の公開収録番組「ハローヤング!」の応募。

無数のライバルがいましたが、グランプリを勝ち取りました。

レコード化の話も浮上、トントン拍子で実現しました。

ビクター音楽産業からシングル盤「おっさん何するんや」が発売され、

翌年はこの曲を含めオリジナル曲を中心に収録されたLP盤アルバムも制作されました。

●ヨーコぶるーすばんどの「おっさん何するんや」(youtubeへ)

 

ガミさんといい、小島大先輩といい、本当に素晴らしい先輩がいることを本当にうれしく思っています。

そして、このようなライブ活動を開催できる健康や意欲、実力を後輩として拍手したい気持ちです。

来年私も還暦を迎えますが、健康と人との出会いほどありがたいものはありません。

今年の早春に大切な親友を失っただけに切実にそう感じます。

もし「健康」と「出会い」のどちらが大切ですか?

と究極の選択を迫られたら、あなたならどちらを選ぶでしょうか?

私は「出会い」と答えるでしょう。

私の人生を支え、自分自身を成長させ、心を豊かにしてくれたことを心から感謝したいからです。

若い頃はこんなことを考えもしませんでした。

「出会い」がなければ今の私にはとうてい辿り着けていないでしょう。

50歳を越えた方なら、きっと多くの人が同じ想いのはずです。

残る人生の方が少なくなって以来、私の人生観が変わってきたようです。

「感謝」の気持ちが本当に理解できるようになったおかげだと思います。

「出会った人への感謝の気持ち」

今まで多くの人に多大の迷惑をかけてきたように思うだけに、

これからはこの気持ちを忘れずに大切にしていきたいと思っています。


日本一の高層ビル「あべのハルカス」

2012年09月22日 | Weblog

8/30に300mを越えた「あべのハルカス」。
9/20、南に向かって谷町筋の車中から携帯で撮りました。
 

1993年以来日本一高かった横浜ランドタワーを抜きました。
低層階に入る近鉄百貨店阿倍野本店の売り場面積は、
約10万㎡(タワー館+新館)とこちらも百貨店としては日本一の規模となります。
昨年開業したキューズモールは好調と聞きます。

一時関東に住んでいた私は、大阪は大都市というよりは、「巨大な地方都市」と常々感じていました。
東京ほど民族・人種の坩堝と思えないからです。
また北や南のファションに大きな違いも感じません。

オープン当初キューズモールには中高生が多く観られました。
きっと天王寺が学生の街だからでしょう。
だから一層に巨大な地方都市的に思えました。
天王寺はその色合いが特に著しい街というのが、私の印象です。
この街に来ると中高生時代を思い出さずにはいられません。


  この写真は頂き物です


「これぞ、ゲリラ豪雨!?」

2012年09月19日 | Weblog

9月14日、いつものように打ちっぱなしの練習に出かけた。

しかし、突然雲行きがおかしくなり、すぐそばで雷がなって落ちたようだ。

スミノエゴルフも写真のように無人状態となった。

    

   

     

最近どうも突然の激しい雨によく遭遇する。

8/31 初めて聴きに出かけた大阪城公園の「たそがれコンサート」

9/14 打ちっぱなしでのゲリラ豪雨

9/15 岸和田のだんじり
    19時からのだんじりを観ようと「鎌倉パスタ」で腹ごしらえしている最中に
    豪雨となり、引き返して来た。

車で出かけて豪雨で見物できなかったことなど一度もない天気男だったが、

どうやら天気男も歳には勝てないようだ。

昔を振り返ってみる。
DJ時代、店長連中を引き連れて伊勢での一泊ゴルフで10年ぶりの集中豪雨に出会った。
ラウンド中でキャディーさんも「もう帰りましょう!」と言ったが、
「大阪や名古屋から来ているので、帰れません!」と言った覚えがある。
幹事をしていただけにえらい目にあった。

H時代は、2月の長期休館中に三笠温泉に社内旅行に出かけたが、

大雪に出会い一歩も旅館から出られなかった。

道中のバスも来た道を引っ返すなど大変な目にあった。次に日の新聞を読むと
小・中学校は休校、20年ぶりの大雪と記事が出ていた。

ゴルフでも兵庫県の三田レークサイドGCで大雨にやられ、カッパを着ていても上下ともに
びしょ濡れになり、靴の中までグショグショになった記憶がある。

とにかく記憶しているのがこの3回だけなのに、
14日の打ちっ放しは少しして練習を再開できたが、
今年はすでに2回も楽しみにしていた予定が全面中止となった。
秋には宮島旅行や紅葉狩り旅行を予定しているだけに心配になってきた。

酷い目に遭ったが10年振りの集中豪雨と
三笠温泉の20年振りの大雪は忘れられない思い出となっている。


「この夏、観た映画の総括」

2012年09月10日 | Weblog

この夏で映画館で観たロードショー映画 (絶対お奨め度:最高★★★★★)

今年の絶対お奨め基準映画 

   「マイウェイ 12,000キロの真実」       ★★★★★
   「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」 ★★★★★

              

 1)「BRAVE HEARTS 海猿」             ★★★★☆
 2)「リンカーン弁護士」              ★★★★
 3)「ヘルタースケルター」             ★★
 4)「ダーク・ナイト ライジング」         ★★★★
 5)「トータル・リコール」             ★★
 6)「アベンジャーズ」               ★★
 7)「プロメテウス」                ★★
 8)「依頼人」                   ★★★
 9)「THE GREY 凍える太陽」             ★★
10)「るろうに剣心」                ★★★
11)「デンジャラス・ラン」             ★★★★
12)「コロンビアーナ」               ★★★☆
13)「天地明察」                  ★★★★☆

●この夏観たTSUTAYAレンタル&WOWOW映画
 1)「トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン」 ★★
 2)「ロンドン・ブルーバード」           ★★
 3)「パーフェクト・センス」            ★★★
 4)「探偵はBARにいる」               ★★★★
 5)「亀、走る」                  ★★★
 6)「ハンナ」                   ★★★
 7)「婚前特急」                  ★★★
 8)「シャーロック・ホームズ シャドーゲーム」    ★★★
 9)「顔のないスパイ」               ★★★
10)「痛み」                    ★★★
11)「ジュリエットからの手紙」           ★★★★
12)「カンフー・パンダ」(1・2)         ★★★☆
13)「神様のカルテ」                ★★★
14)「日輪の遺産」                 ★★★
15)「ハウス・メイド」               ★★
16)「ワイルド・スピードMEGA MAX」          ★★★
17)「イテウォン殺人事件」             ★★
18)「P.S. アイラブユー」              ★★★☆
19)「私を離さないで」               ★★
20)「ステキな金縛り」               ★★★☆

 こうして自分なりに共感・感動度を分析すると、この数年で映画の好みがかなり変わってきたように思う。アクション・感動系から感動・情感優先系になってきた。映画の優先順位は脚本のNO.1.優先は変わりがないが、臨場感溢れる迫力ある画像、映像美、めまぐるしい編集によるスピード感と緊張感優先映画から登場人物の心理描写やその微妙な心の変化、豊かで温かい情感優先映画に変わってきた。歳を重ねてきたおかげのような気がする。「ジョーズ」や「タワーリング・インフェルノ」のような今までにない驚愕映像やオールスターを集めた迫力満点のパニック映画、「ダークナイト」、「ボーン・アルティメイタム」を頂点とする凄まじいアクション映画を観てきた納得感がそう思わせるのだろう。つまり、もう十分娯楽映画を見尽くしてきたという満足感のおかげだろう。これは価値観に変化が生じてきたことにもつながる。

 食事の好みも明らかに変わってきた。選ぶ本まで変わってきた。吉川英治の『新平家物語』(1~16巻)をネットで購入し4巻目を読み終えたが、美しい文章表現にとても感銘を受けるのだ。こんなことは以前にはなかった感動だ。仕事をしていた頃は退職したら、ヨーロッパ旅行に行くぞと意気込んでいたにも関わらず、季節に応じて国内の各地に行きたいと思い始めている。映画や食べ物、選択本、旅行先の変化、実は私自身意外に思っている。これからも自分の本音や本心と、鏡を覗くような気持ちで向き合っていきたいと思っている。


試写会「天地明察」

2012年09月07日 | Weblog

               

 碁方の安井家の安井算哲が、1685年、国産初の暦を作り、初代幕府天文方に任ぜられるまでを描いた映画が、「天地明察」だ。仇討ちやお家騒動、座頭市や用心棒の映画のように血なまぐさい時代劇ではなく、「武士の家計簿」のそろばん侍や碁方や天文方に焦点を当てた時代劇も本当に楽しませてくれる。時代劇というだけで観たくなるのは西部劇と同じだ。腰に差した刀、腰に下げた拳銃が醸し出す、死が身近にあるという一種の緊張感が心を捉えるのだろう。しかし、この「天地明察」にも、ある緊張感がみなぎっていた。それは間違ったものを正したいという安井算哲の強い意志と云えるだろう。862年(平安時代)に唐よりもたらされた宣明暦を用いていたが、800年間で1日以上の誤差が生じていた。失敗や挫折を経験しながらも自分が新たに考えた日本独自の暦が間違っていたら命をかけるという展開に今までにない緊張感が溢れていた。しかし、その道は決して容易ではなかった…    

 この映画が共感を呼ぶのは様々な人との出会いが算哲を支え、まるで導かれるが如く天命に気づいていくストーリーだろう。まさしく私が何度も語ってきたメンターとの出会いを大切にし、彼等の願いと尊敬の念を忘れることなく、自らの知識の欠如を自覚し学び続けた姿に、すべての人の胸を熱くするに違いない。

               

 「神様のカルテ」の宮崎あおいよりもこの映画のあおいの方が共感が持てる。どこか「篤姫」を彷彿させるものを感じるからだ。あのペコちゃんのような笑顔では悪役の依頼はないだろう。「神様のカルテ」の妻はどこか人間味が欠けていたが、この映画では、まさにはまり役と云えるだろう。

               

 久しぶりに家族連れでも十分楽しめる時代劇映画ではないだろうか。「るろうに剣心」のような血なまぐさい映画ではなく、今後もこのような人物を描いた時代劇作品を期待したい。 

 


「NO HOPE」(The Vaccines)

2012年09月04日 | Weblog

●「NO HOPE」(The Vaccines) (youtubeへ)

このミュージックビデオを観ながら、中学時代を思い出してしまった。  

 少年が恋する人に捧げるために野原に咲く花を摘む。手紙を添えて彼女が住む家の玄関口に置きベルを鳴らす。彼は道の向こうに身を隠し、彼女が花束と手紙を読む様子を見つめる。少し年上の彼女は手紙を一読すると花束と共に玄関横に捨ててしまう。少年は花束を回収し自転車でその場を急いで去っていく。自転車を走らせ港までたどり着くと自転車を捨て、花束を握りしめながら埠頭の先まで走る。躊躇もなく元気よく飛び込んでしまう。水面から出てきた少年の表情から笑顔が零れていた。

 

中学時代の私は、あの少年よりも内気だったことを思い出した。

「告白」という言葉さえ浮かんでこなかった。

気持ちを伝える手だてなど想像も出来なかった。

知識がなかったのだ。

夏祭りの夜店で獲った輪投げの景品を初恋の彼女にプレゼントしたことが唯一だった。

手紙を添えて気持ちを伝えるなど考えにも及ばなかった。

あれからだろう、詩を書き出したのは。

そして、心との対話を始め、自我に目覚めていった。

高校時代も相変わらず内に籠もっていた。

心に触れる音楽と出会い、ギター曲を作り、心の内を表現し始めた。

年に何十本も映画を観、吉川英治や司馬遼太郎、石坂洋次郎や源氏鶏太、松本清張の小説をむさぼり読んだ。

知識も経験も欠如していた。

実家を離れ、昔の私を誰一人知らない東京で新たな自分になろうと心がけた。

大学時代、物語は十分詰まってあふれ出したようだった。

ステージが変わることによって人は変わることが可能だ。

本質的な自分からは逃れることはできないが、今まで出来なかった行動に出ることは誰もが可能だ。

新たな意識を持って今までにない行動は、新たな自分を構築していく。

 

大切なことはまず、行動に出ることではないだろうか。

行動しながら考えてもいいのではないか。

強靱な意志や信念もそこから生まれるのではないか。

これこそが若者の特権と云えるのではないか。

「何故、行動に移れないのか?」

それぞれの人間の本質がここに見え隠れしていることを知るべきだ。

安全地帯にいては何も得られない。

実は安全地帯ほど危険なものはない。

*「ゆでカエル」になってしまうからだ。

本当の危険とは何かを知る必要がある。

そのためには安全地帯から脱出しなくてはならない。

非安全地帯にはあらゆる生きものが徘徊している。

本当の味方(=メンター・自分を高める人)は誰なのか、

そこで敵(=自らを貶める相手)は誰なのか、何なのかを学べ。

自らを守る術(すべ)は<誠実と素直さ>だけだと知れ。

ナイフや飛び道具など使ってはならない。

非安全地帯では自らを守るはずの武器が自らを危うくし、貶めるからだ。

しかも、そのことに気づかない。

ここに本当に危険があることにも学べない。

繰り返す。

若者よ、<誠実と素直さ>だけを携え、メンターを探せ! 

 

熱湯に入れられたカエルは熱くてすぐに飛び出すが、

  わずかずつ温度が上がるカマでは上昇温度に気づかず死んでしまう。


「雨と虹と幻のたそがれコンサート2012 8.31」

2012年09月01日 | Weblog

8月の毎週金曜日に行われる大阪名物、「たそがれコンサート」。

2012年の最終日、8/31に連れ添いを誘って出かけたが、

阪神高速の法円坂出口付近から雨が降り出した。

しかし、なんと虹が雷雲から片足をつき出すように輝いていた。

こんな奇妙な虹は初めて見た!

    

18時過ぎに大阪城音楽堂に着いたが、大勢の人がステージに上がり、

雨宿りしていた。 関係者のご配慮だろう。

女性の司会者らしき人が出てきて、雷が近づいているため中止のアナウンスを行った。

昼過ぎは晴れていたので、リハーサルは十分行えただろう。

それだけに出演予定の生徒の皆様、さぞがっかりしたでしょうね。

  

しばらくは、さぞ悔しいでしょうね。本当に可哀想!

でも20年もすれば、いい思い出になるはずです。

演奏できなかった悔しさ、十分な練習量、そして自信満々のリハーサル、

それらが青春の輝く宝石のような思い出となるはずだから。