GOODLUCK'S WORLD

<共感>を大切に、一人の男のスタンスをニュース・映画・本・音楽を通して綴っていきたい

「インビジブルレイン」と「ソードフィッシュ」

2014年03月26日 | Weblog

 まさに晴天の霹靂、B型インフルエンザに罹ってしまい、この2日間39度の高熱ともげてしまいそうな喉の痛みにのたうち回りました。ようやく体温も37度台まで下がり、読書の後はやはり映画でしょう、ということで最初に選んだのが竹内結子主演の「インビジブルレイン」でした。とにかく脇役の面々がとてもいい。特に遠藤憲一と武田鉄矢とのからみのシーンはいつも熱を孕んでいてとても見応えがある。生瀬勝久もいい。この人最近とてもよく見かけます。昨年大河で勝海舟役を見事に映じきって乗っているように見えます。ドラマ「隠蔽捜査」の中で私と同じic! berlin製の眼鏡を付けていました。この「隠蔽捜査」でも今まで多かった茶化し役でなく、同期の警察キャリア官僚を執念で追い落とそうする準主役級の高級官僚を見事に演じ切っています。これからもっと多彩な役が回ってきそうだと密かに応援しています。

    

            

    

   

 実はもう1本食事中に観ました。「ソードフィッシュ」絶好調時期のジョン・トラヴォルタ主演、ブレイク前のヒュー・ジャックマン共演のノン・スットプアクションです。ヒューの優しいお父さん役ではアクの強いジョンの役に完全に喰われていましたが… 「X-メン」ウルヴァリン役でスクリーン登場した彼ですが、きっと好きな役ではないのかもしれません。ゲテモノ映画のようなウルヴァリンを演じ始めて12年後「レ・ミゼラブル」のジャン・バルジャンという一世一代の大役が回ってきたました。ふとコント55号の欽ちゃんの言葉を思い出しました。

「やりたくない仕事ばかり回ってくる。しかしチャンスはその中にしかない」

皆様、仕事に疲れてきたなと思ったとき、欽ちゃんの言葉を思い出して下さい。

どちらの映画も一度観たら必ず身体の何処かに記憶に残る作品です。お暇なとき、是非ご覧あれ!


試写会「神様のカルテ2」観てきました!

2014年03月17日 | Weblog

  

 

 試写会「神様のカルテ2」観てきました。愛にあふれた3組の夫婦がつなぐ命と希望の物語。映画を観ながらこんなに泣いたのは、しばらく記憶にありません。指先で拭える涙の量を遙かに越えていました。藤原君、初めて押さえた演技を観ましたが、とても好感が持てました。市毛良枝さん、声を聞いているだけで心が和んでくるのは「日本むかしばなし」のせいでしょうか。柄本明さん、やっぱりあなたは凄い! 主演の櫻井翔君、いつも寝不足のはれぼったい目や顔、今回はとても上手く感じました。宮崎あおいちゃん、役者の命である声がいつも澄んでいて素晴らしい。疲れて帰ってきてあの声、あの笑顔で迎えられたらどんなにとげとげしくなった心も癒されてしまうに違いないと思わせる。

「医師の話ではない。人間の話をしているのだ」

「理想ばかりいう若者は嫌いだが、理想も持たない若者はもっと嫌いだ 」

 

 

  

 

 医療現場ではないですが、似通った介護施設で働くことになった今、この映画が訴えている大きな課題に胸が詰まります。その大きな課題に向かっていく人々を支えるのは、やはり人、人の心しかありません。たくさんの溢れる愛で支えるしかないのです。そして、最後は家族の愛が支えるのです。離れていても<寄り添える心>はきっとあるはず。新しく生まれてくる命と希望をつないでゆくために。

 

 映画を見終わって走る御堂筋。今夜のネオンは泣きはらした目のせいかとても眩しく思いました。


「徒然なる想い」

2014年03月16日 | Weblog

昨夜の帰宅時に撮った携帯ショット。 

見る場所は変わっても 月本来の美しさには変わりがない。

でも心情によってその美しさに変化が生まれるようにも思う。

バブルを経験し物質的な欲望にかき乱されてきた私たち。

いつの間にか損得勘定の習慣が身についてしまい、

自己満足を最優先にしていくことになんら抵抗が無くなってしまったかに思える。

 

 

 

 

 

夕暮れの美しい月、可憐な路傍の花に心を奪われることを覚えると、

損得勘定など存在しない世界へと誘われる。

損得勘定を忘れた心が路傍の美しさに気づかせるのだろう。

悟りを開いた高僧ではない私たち、

煩悩をすべて捨て去ることなど不可能に違いない。

ならば損得勘定だけでも取り除くのは? 

今までにない<心の物差し>が生まれるように思う。

帰り道、夕暮れの月を見ながらふと徒然なる想いに陥った。

 


「今日は、正気な親父に何度も驚かされた」

2014年03月09日 | Weblog

<ある休日>
 明日は親父の87歳の誕生日なので、ユニクロでスエットセットと替え用のルームパンツを購入してプレゼントしました。兄が一週間ばかり風呂に入っていないと嘆いていたので、プレゼントの服を着るのにちょうどいいと、風呂に入れました。今回も風呂の湯船の中で頭から顔や体を洗いました。「出ようか」というと「まだ足を洗ってない」と云いだし私を風呂場から追い出しました。今日はかなり意識がはっきりしているようでした。しばらくして出てきた父の体を拭いて買ってきたスエットセットを着せました。靴下をはかせていると「至れり尽くせりやな、ありがとう」とお礼を言われました。

    

   

 

 

 

  

 

 塗り絵の方は、帆掛け船の絵は色を塗ってくれたが、その後は全然手つかず。<凧揚げの富士>や<波間の富士>や<赤富士>にはあまり反応がなく、今日は<深川橋の富士>には関心を示して手に取ってくれました。橋の下に浮いている何艘かの船に特別の興味を示したように思いました。次回は帆のある船や船に的を絞って塗り絵を捜してこようと思いまいした。
「今日は誕生日のお祝いに服を買ってきてくれて、ありがとう」としっかりとお礼を言ってくれました。「私が少し塗り絵したこの絵の続きを書いてえな。じゃまくさいかもしれないけど、壁に二人で書いた絵をたくさん貼ろうよ」というと、「壁にベタベタ貼るのは嫌いや」と云われました。今日の親父の正気さには何度も驚かされた。

 

 ◎<株式会社 中島重久堂>創業81年 小型の鉛筆削り生産数日本一の企業(国内シェア80%)。たった15人の職人によって作られる鉛筆削りは年間約600万個。研ぎ澄まされた鋭い刃はなめらかな削り心地で他を圧倒。「NJK」の刻印が目印。 今年、パリの専門見本市「メゾン・エ・オブジ」に出展したことがきっかけでヨーロッパの近代美術館やセレクトショップや老舗の画材屋から問い合わせがくるようになったそうです。大阪の優れた中小企業の代表格の一つです。

 腰の痛みがひいてきたので、帰りがけに住之江ゴルフで練習してきました。最初はなかなかうまく当たらなかったのですが、左手グリップを少しクローズにして右手は添えるだけにすると、ようやく当たるようになりました。昔から右手を使い過ぎる私の悪いくせが出てしまったようです。
 皆様、自分の悪いところはいつもしっかり把握しておきましょう。200発も打って思い出すようでは認知症と云われてもしかたがありません。いつまでたっても上達しないわけです。3日後の水曜日はいつもの仲間と関西クラシックGCで久しぶりのゴルフです。楽しみですが、どうなることやら不安が先行しています。

  


「リーダーを育てる難しさ」

2014年03月05日 | Weblog

 

 昨日の帰宅時、南港のトレードセンター前に向かおうと運河沿いを歩いていたら、左手南側斜面(アートグレイス・ウエディングコースト側)に芝桜が咲き始めているのに気づきました。しかし、私の右手側斜面ではまだ開花が見えられませんでした。南側と北側ではこんなに大きな開きがあります。
 日の当たり方によって草花に大きな違いがあるように、目をかけてあげるだけですくすくと育つ人がたくさんいます。今もてはやされている1対1で行う人材開発手法のコーチングと通じるものがあると思います。ところが南斜面をよく見ると北側斜面と比較して、地肌がたくさん見ていることに気づきました。きっと夏の時期の日光が強すぎるのでしょう。目をかけられ過ぎて自立できない子供達を彷彿してしまいました。

 

 

 学校を卒業後、ファミリーレストラン業界やSC運営やレジャー産業(プール・フィットネス)で従事してきた35年間で多くの人を育ててきました。一番難しく感じたのはリーダーを育てることでした。振り返ると私がいた業界はまさしくリーダーを育てて伸びていく業界そのものだったように思います。リーダーを育てるために、いつの間にか「この人は教育できる人、できない人」に振り分ける習慣が身についてしまったよう思います。人の痛みがわかる人、わからない人、こんな分け方と似ている分類方法かもしれません。しかし、痛みがわかっても教育できるとは限りません。だたし、いいコーチにはなれる可能性は高いでしょう。

 私が思ういいコーチの条件は「M的気質」対「S的気質」が6:4もしくは7:3くらいでなければならないように思います。相手のレベルに応じた対応をするためには、幅広い感性と深い愛情を必要とします。そのためにはM的気質が50%を越えていなければならない。しかし、わかり過ぎたり優し過ぎたりすると大切な言葉のだめ押しができません。そして勇気と決断力も乏しくなります。相手を育てる言葉には強い信念を必要とします。10人中3人が「それは言い過ぎだ」という場面でも「いや、そうではない」と言いきれる強さです。それは自分と相手を信じる愛の深さといい換えられるかもしれません。


「ハプニング続出、アカデミー賞の授賞式」

2014年03月04日 | Weblog

   

昨日WOWOwで放映されたワンシーン。授賞式真っ最中に司会者のエレン・デジェネレス(手前中央のショートカットの女性)がリアルタイムツイートしょうと呼びかけ、携帯電話で撮ったショットです。スターたちとの記念写真はツイートされるやいなや、一瞬で10万件以上のRTを記録し、わずか30分でRTは40万件を超えたそうです。(*エレン・デジェネレス:昼のトーク番組「エレンの部屋」で知られるコメディエンヌ) 
 写真にはブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー、ブラッドリー・クーパー、ジェニファー・ローレンス、メリル・ストリープ、ジュリア・ロバーツ、ケヴィン・スペイシー、ジャレッド・レトーという凄い顔ぶれが収まっています。

 

  

 授賞式でさらに驚いたのはエレンがなんと宅配ピザを頼んで、ブラピたちが周囲の人に手配りし、食べたスコセッシ監督やメリル・ストリーブやその他のスターたちが実際にチップを払っていたことです。宅配してきた青年はまさかアカデミー賞の授賞式とは最初わからず、入り口でエレンに「こっちよ!」と引っ張ってこられステージ最前列まで来たそうです。ブラピが2,3回チップを渡していましたが、チップ合計がスター全員で400ドル、エレンが600ドルを加えて総合計1,000ドルにしたそうです。第86回アカデミー賞授賞式の全米での視聴者数が4,300万人となり、ここ10年で最高の数字だったとか。とにかく私が今まで見た中で最高に楽しいアカデミー賞の授賞式でした。

 映画『ゼロ・グラビティ』は、主要部門で監督賞を受賞したほか、技術部門では作曲賞、視覚効果賞、編集賞、録音賞、音響編集賞、撮影賞とほぼ独占。対抗馬に挙げられていた9部門ノミネートの『それでも夜は明ける』は作品賞ほか、助演女優賞、脚色賞の計3部門を受賞。最多タイの10部門でノミネートされていた『アメリカン・ハッスル』は、まさかの受賞なしだった。ハチャメチャな詐欺の映画(『アメリカン・ハッスル』)より、意義深い映画(『それでも夜は明ける』、『ゼロ・グラビティ』)を選んだアカデミー協会に拍手かな。


「IKEAでお買い物」

2014年03月03日 | Weblog


 IKEAの「フラットパック」のシステムが素晴らしい。日本では見あたりません。若いカップルやヤングファミリーが客層の80%以上を占めるように思います。私たちのような年配者だけのお客とはほとんど遭遇しませんでした。定年して一年後の昨年3月、オープンした9階建ての大きな特養老人ホームに勤め始めた私は、同じような棚や食器棚、ゴミ箱などたくさんの家具を組み立てました。こんなことは今までほとんどしたことがありませんでした。大きな棚だと女性の腕力ではとてもむりだろうと思えるようなものもありました。組み立て費を本体価格のの20%というのも頷けます。

  

 

共稼ぎの二人が休みにIKEAに行って家具を購入する。

「フラットパック(分解された商品は、できるかぎり薄く小さい梱包をされており、車のトランクに積んで簡単に持ち帰ることができる)」を車に積んで持ち帰って来る。

二人でああの、こうの、といいながら組み立て始める。

そのうち彼女は食事の支度を始め、彼は電動ドライバー(これは必ず必要)片手に悪戦苦闘し続ける。

夜は深まり、だんだんと棚の全容が明らかになっていく。

そして、ついに完成して、ビールいや、ワインで乾杯する。

そんな家具は子供が増えるたびに数が増えいく。

数々の傷や落書きを加えながら、

その家具たちは家族の宝物になっていく。

 

 

 

 

28歳の秋、名古屋で私は結婚しましたが、そのとき近くにIKEAがあれば、きっとフラットパックのまま持ち帰って二人で悪戦苦闘しながら組み立てたに違いありません。IKEA鶴浜で目を輝かしている何十組かの若いカップルと遭遇したとき、こんなことが頭に浮かんでいました。そして心の何処かが切なってくるのを止められませんでした。


「2回目のIKEA鶴浜と大阪の奇妙な橋2つ」

2014年03月02日 | Weblog

 今日は久しぶりに二人揃ってお出かけしました。目的地はIKEA鶴浜ですが、大阪一番奇妙で恐ろしい橋と云われている?なみはや大橋と、おまけに誰もが目が回るめがね橋も連れ添いに見せたいと思っていました。IKEAでの購入予定品は洗面台前のバスマットだけでしたが、今回もやはりおかしな物を買ってしまいました。(前回は絵の具セットと置き時計・温度計・タイマー・アラームが一つになった置物とLED電球) 今回は香料付きのローソク2種類(私の部屋とリビング用でバニラとラズベリーの香り)と袋の口を閉じるクリップです。

     

    

    

    

  

  仮に、この55,960円の棚を購入すると
  配送費が3,990円
  組み立て費:商品代金の20%(55,960×0.2=11,192円)
  組み立て人の出張料:+5,000円
  合計:76,142円
  自分で持って帰り組み立てると、55,960円だけで済みます。

    

    

    

    

    

    

     

 あと2週間ほどで、特養のドライバーを始めて1年が経とうとしています。レストラン運営やレジャー産業とはかけ離れた仕事ですが、人と交わる仕事と考えれば同じ範疇です。幾つか書類審査から面接まで行きましたが、採用になったのは新規の特別介護老人ホームの送迎ドライバーでした。人の中で自分の居場所を見つけていくのが私の仕事のスタンスですが、こう考えると「何でも来い」という気持ちでした。

 この1年でたくさんの入居者様の送迎(病院・ショートスティ)をしていて、奇妙な橋を渡りました。一つはなみはや大橋です。まるで天空に登っていくようなおそろしい橋でした。雪が降って凍結でもしたら真っ先に不通になる橋です。なみはや大橋は、大阪市港区と大正区を結ぶ、尻無川に架かる全長1,740mの有料の橋。通行料金は普通自動車100円、原動機付自転車10円。徒歩でも渡れます(無料)。この4月1日から大阪市道路公社の解散に伴い無料開放されることになっています。IKEA鶴浜にもこの橋を通って施設の買い物ではじめて訪れました。

 

 

 もう一つは愛称が「めがね橋」です。正式名称は千本松大橋というのですが、橋の両端がぐるぐると螺旋状に円を描く形になっていることから、眼鏡橋の愛称で親しまれています。木津川河口を結んでおり、古くからこの場所にあった「千本松の渡し」は地元住民の強い要望で存続され、現在も通勤通学の貴重な足となっています。