GOODLUCK'S WORLD

<共感>を大切に、一人の男のスタンスをニュース・映画・本・音楽を通して綴っていきたい

「花子とアン」を見終えて

2014年09月28日 | Weblog

     

「真っ直ぐに見えていた道も、必ず曲がり角がやってくる。決して怯えることなく曲がってみたらきっと一番いいものに出会えるはず」吉高が演じる花子が何度もこのようなセリフを呟きます。「The best is yet to be」と通じる言葉です。
 朝ドラを一度も見たことがなかった私ですが、「花子とアン」にはとても填ってしまいました。何度も何度も泣かされました。こんなに泣かされたドラマも類がないほどです。花子には兄と二人の妹がいましたが、3人の人生は花子のような日の当たる人生ではありませんでした。61年間も生きてくると、この3人と同じように、何度も曲がり角を曲がりながらも、いくつかの危機をくぐり抜けてこられた<GOODLUCK>強く感じます。最も心に沁みたブラックバーン校長のスピーチをアップさせていただきます。

My girls!
Grow old along with me, the best is yet to be.

わたしの愛する生徒たちよ
我とともに老いよ 最上のものは なお後にきたる

If some decade later, 
you look back on your time with us here
and you feel that these were the happiest days of your life,
then i must say your education will have been a failure.

今から何十年後かに あなた方がこの学校生活を思い出して、
あの時代が一番幸せだった、楽しかったと 心の底から感じるのなら、
わたしはこの学校の教育が 失敗だったと言わなければなりません。

Life must improve as it takes its course.

Your youth you spend in preparation
because the best things are never in the past, but in the future.

人生は進歩です
若い時代は準備のときであり、
最上のものは過去にあるのではなく将来にあります

I hope that you pursue life,
and hold onto your hope and your dream
until the very end of the journey. 

旅路の最後まで
希望と理想を持ち続け 進んでいくものでありますように


「リスボンに誘われて」

2014年09月18日 | Weblog

  

  

 久し振りに連れ添いを誘って、シネマデート。観賞した映画は「リスボンに誘われて」です。先日日経の夕刊で読んだ<倦怠感と諦観>を見事に演じているというジェレミー・アイアンズを確かめたくなったのです。出演者が結構多彩で驚きました。特に久し振りにシャーロット・ランプリング(「地獄に堕ちた勇者ども」「評決」)の冷たくて鋭い視線を放つ演技にドキリとしました。彼女が出演した映画「愛の嵐」を思い出したからです。
 私たちは14:20の回を観賞したのですが、上映20分前に関わらず、空いてる席はなんと前列左の3つだけでした。1,100円のサービスデーとはいえ、映画の人気ぶりに驚きました。残りの一つの席ももすぐ横で並んでいた人に決まり、この回は全席満席となりました。

 

 さて、金曜日の日経夕刊では「リスボンに誘われて」は★★★★★を獲得していましたが、私的には★★★でした。何故なら<倦怠感と諦観>を醸し出す主人公(日経夕刊での表現ょとは正反対に、一度っきりの人生を<無常>と悟り、行動することに意味があるという私だけに、<退屈>(映画で中で別れた妻からそう言われていた)とは無縁で、共感するところが乏しかったためかもしれません。(苦笑)

 若い時は迫りつつある<死>など考えもしませんが、歳を重ねてくると自分の親や親友まで失っていきます。そのとき人はどうしても迫りつつある死を考えずにはいられなくなるものです。
 この映画のチラシのコピーには『すべてを投げ出して、どこか遠くへ行き、別の人生を始めてみたいと思ったことはありませんか? これは、誰もが一度ならずも願っては諦める“大人の夢”を実行した、ある男の物語』と書いていました。私は一度もそんなことを考えたことありませんがね… さて、あなたはどうでしょうか?

  

 

         


「時空館の百日紅」

2014年09月16日 | Weblog

   

   

  

  

  

    

  



 15日も14日ほどではありませんでしたが、天候は良好でした。車椅子生活ですが元気なKさんを誘って、閉館した海の時空館前に咲いている百日紅を見に行きました。施設からは車椅子を押しても5分で到着します。少し急な上り坂があるので、車椅子だけで来るのは困難な場所です。こんなに沢山の百日紅、しかも色とりどりの百日紅を見たのは初めてです。大和川の堤防沿いの公園で白い百日紅を発見したのは一ヶ月ほど前でしたが、まさかこんな近くにあるとは思いもしませんでした。

  

  

    

  

 竹箒で掃いたような雲、洗濯板のような薄い雲、昨日ゴルフ場でも見ましたが本当に秋を感じさせてくれます。連れ出したKさんは、海遊館の後方にあった鉄工所に勤めていたそうで、時空館そばに大きな建物が建設されているなあとしょっちゅう眺めていたそうです。まさか自分がその建物に入居するとは思いもしなかかったと楽しそうに話して下さいました。いつになく饒舌なKさんの笑顔を見られてとてもうれしくなりました。
 幼稚園の頃の私、どんな子供だったのか亡き母に尋ねたことがあります。母は笑顔でこんな話をしてくれました。「雨の日、みんなが幼稚園から帰る時、先生が傘を間違えないように一人ひとりに手渡してさよならするんだけど、いつのまにかあなたが『はい、○○ちゃん、傘ですよ、それではさようなら』と笑顔で先生の真似をして傘を渡していたそうですよ」私自身全く記憶に残っていませんでしたが、その話を聞いた時、幼い頃から人を喜ばすことが好きだったんだなあと思いました。職業にレストランというサービス業を選んだ私、実は幼稚園の頃の自分の延長線上にあるのだな、だからケツを割らないで全うできたんだなと思い当たりました。
 今日時空館の美しい百日紅、大型船が行き交う大阪港、海遊館を見ながら楽しそうに昔話をしてくれたKさんの笑顔を見ていると、ふと母から聞いた話を思い出しました。

                      (*南港の時空館は昨年3月末で閉館)

  


「堺CCのBクラスの月例参加」

2014年09月14日 | Weblog

   

   

  

 

 

 9月の月例ゴルフは最高の天候となりました。こんな素晴らしい天候でのゴルフはなかなか記憶にございません。先月は左手親指の突き指で、月例を欠場しました。今月も右手親指を同じ突き指で負傷しての出場ですが、ゴルフは左手ほど右手は重要ではなく、かえって力みがなくなりいいスイングができたように思います。メンバーはいつもエントリーして戴いているゴルフ猛者の岩○さん、今年定年退職してフルマラソンも参加したアスリートランナーこと○尾さん、そして今年3月まで長きに渡って本町で中華料理店を経営されていた麻生元総理にそっくりな名○さん、いつもの気のあった面々です。今日一番驚いたのは私より一回り以上年齢が違う岩○さんの素晴らしいティーショットと打ったら入るパターでした。前半はイマイチでしたが、後半の途中から突然蘇り、怒濤の3連続パーでホールアウトされたのには本当に驚かされました。

  

  

  

  

      (麻生元総理にそっくりでしよ!) 

    

   

      (バックの高い山は金剛山です)

   

  (ツルが羽を広げて飛んでいるように見えた雲) 

  

 岩○さん、ロングパットでパーを獲っても、私のように大声を上げるでもなく、紳士的な振る舞いにいつも脱帽していますが、今日は一段と笑顔が輝いていました。麻生元総理も今日は何度もロングパットが入り、これにも驚かされました。しかしショートパットがなかなか決まらず非常に残念でした。いつも一番口数が多いフルマラソンの○尾さんは、右足太ももの付け根の腱を痛めて医者通いされているにも関わらず45・42の87は、さすがと言うほかありません。

        

   (後半の3ホール目、ロングパットを決めてパーを獲った岩○さんの会心の笑顔)

  

   

(60歳を超えて堺CCで親しくなったとても気さくなメンバーの3名さん、これからも宜しくお願いしまーす!) 

 さて私の結果は、47,45の92という平凡なスコアでしたが、Rシャフトドライバーが好調で最後まで同じボールを使用できました。アイアンも引っかかり気味でしたが、とても感触が良くなってきました。駄目なのがパターでした。前半はワンパターも3度ありましたが、全体的にはノー感でした。竹のロングホールでティーショットをOBしてしまい、5打目にようやくグリーンにのせましたが、それからフォーパターをしてしまい計9打になってしまいました。また後半は何度も1.5mほどのパーパットを外したのが悔しかったです。パター合計18.17の35では80台は望めません。トホホ…。写真の中にツルが飛んでいるような形の雲があり、思わず見入ってしまいました。ゴルフ場での最高の天候とは今日のような日のことをいうのでしょう。

     


「圭、チリッチに完敗!」

2014年09月09日 | Weblog

 

 

全米ファイナルでストレート負けした圭の試合後の言葉を集めてみました。
「この2週間はテニスをやりすぎた感じがする」
「もう1試合は戦えなかった」
「ここまで硬くなったのは久しぶり。試合に入り込めなかった」と冷静に敗因を自己分析した。過去の対戦成績は5勝2敗。チリッチに対して自信を持っていたのが、逆にあだとなった。
「勝てるというのが少し見えたのがよくなかった。勝たなきゃいけないというプレッシャーがあった」
「(試合中)ずっと迷走している感じだった。全く先が見えなかった。正直、フェデラーの方がやりやすかったかもしれない」と、最後までペースがつかめないまま終わったことを悔やんだ。
体調面でも万全ではなく「決勝まで胸が苦しく、寝付けなかった。これが当然、としていかないといけない」と、初の決勝進出の重圧がいかに大変なものかを身を持って知ったようだった。

「今日の圭は感覚を失っていたんだろうと思う」とチャンとともに錦織のコーチを務めるダンテ・ボッティーニは話している。

 

 

 チリッチは、2013年5月のミュンヘンの大会中に実施されたドーピング検査で、陽性反応が出たことによる出場停止処分中だった。彼は薬局で買ったブドウ糖の錠剤を飲んだだけで、意図せずに物質を摂取したと主張。処分はアンフェアだと訴えていた。「ポジティブな面を言うと、この経験が僕を強くした」とチリッチは言う。
 多くの人が圭有利の予想をしていたようです。(私もその一人です)「勝たなきゃいけない」という自分自身を含めた日本からの温かい声援、スポンサーをはじめとする世界中のメディアからのプレッシャーを生涯で初めて味わったのかもしれません。アメリカに渡った石川遼が味わったプレシャーと同じ種類のものです。いやもっと大きいプレッシャーかもしれません。反対に出場停止処分を喰らったチリッチは失うものは何もありません。思いっきりテニスをできる喜びを身体全体で表現していたかに見えました。もし、セミファイナルや第4,第5試合で、チリッチと対戦していたら結果は違っていたかもしれません。

 

   

 今年はこれでグランドスラム大会は終わりです。しかし、4ヶ月後には全豪オープンが待っています。上記のコメントを読むと負けた原因をとても冷静に受け止めています。こんなに自分の心の弱さをさらけ出すコメントはそんなにありません。圭の素直な計画を垣間見るようです。ジョコビッチを圧倒したセミファイナルでは、チャンコーチはサングラスで隠れていた目から涙が溢れていたように見えました。自分の教えを忠実以上に証明して見せてくれた圭への感謝の涙でしょう。この試合以降もう一度ふんどしを締め直し、来年の全豪まで今大会以上の圭を見せて欲しいと思います。そして、どのグランドスラム大会でもファイナル進出できるようなレジェンドテニスプレヤーに育っていって欲しいと心から願います。


「圭、全米オープンテニス、ファイナル出場を決めた!」

2014年09月07日 | Weblog

  

  

 圭、やりました! 全米セミファイナルで王者ジョコビッチを見事第4セットで仕留めました。第4、第5試合では4時間を超える死闘を演じましたが、ジョコビッチとの第6戦は、第1セットから王者に強いプレッシャーを与え続け、本来の強さを完全に封じていったようにように見えました。3年前とは全く別人に成長した圭に、ジョコビッチは一種の恐怖を抱いたかのようでした。チャンコーチの「お前に勝てない相手はいない」と洗脳してきた指導は、試合に勝つたびに圭の信念になっていたようです。ジョコビッチがコート上で吠えたのは一度きりでした。解説の坂本さんが「吠えるのは、押し寄せるプレッシャーをはねのけるためです」と言っていましたが、私は今まで自分の勇気を奮い立たせるためだと思っていました。基本的には同じ意味ですが、<押し寄せるプレッシャー>とは結びつきませんでした。第4セットの第9ゲームに、この日最速の195キロのサーブでエースを決めるなど、錦織の勢いは最後まで衰えませんでした。

 

 試合後ジョコビッチは「試合をさせてもらえなかった。きっと圭が優勝すると思う」「今日はリターンが浅くなってしまった。錦織はそこを見逃さなかったね。それにバックハンドは世界トップレベルだ。彼の動きはとても速く、アグレッシブに攻めてきた。短くなったボールをことごとく決められたね。彼は隙のないオールラウンダーだ。彼は新たなレベルに到達した。称賛に値するね」と語りました。圭がジョコビッチを圧倒したように私に映ったのは確かなようです。
 セミファイナルもそうですが、グランドスラムのファイナル出場は日本人として前人未到です。そんな不安も圭はワウリンカや王者ジョコビッチを破ったことで「勝てない相手はいない」という言葉が今や真実であることを証明した試合となりました。大きな自信と勇気を携えてフェデラーを破ったマリン・チリッチと真っ向勝負して欲しい。グランドスラム大会優勝まであと一つだ、頑張れー!