土居美咲選手の2回戦突破、とても驚きました。しかも今までにあまり見たことがないタイプで、しっかりファンになりました。良くても悪くても表情一つ変えないクールな戦いぶり、これには心をつかまれました。懐が深い印象を受けました。とにかく下半身が強く、足も速い。ボールに追いつく様子は、シャラポアのようにバタバタ感はなくとてもスムーズ。これがとてもいい。フォアもバックも気になるような弱さは見つからない。こんな20歳の可愛い有望株を発見できて、とてもうれしいウィンブルドンになった。
実際に彼女のプレーを見たテニスコーチの方は、このように表現されていいます。
他の日本人選手の女子とはまったく違うタイプの運動能力の選手なので、
勝ちあがるのも当然、という気持ちもありました。
彼女の空中のボディバランスや、手首などの柔らかい感じは、
たとえて いうなら往年のマッケンローやサンプラスみたいな感じかな
(ちょっとオーバーかな)でも、ほんとにセンス、とくに私にはボレーが印象的でした。
2回戦のクルム伊達公子、ビーナス・ウィリアムズ(米)との対戦は本当に惜しかった。7―6、3―6、6―8。勝てるチャンスは十分あった、伊達もそう感じたはすだ。出足から素早く動いてネット&ボレーで叩く戦略は、今後の女子テニスを変えるかもしれない、そう感じさせてくれるほど斬新で素晴らしいプレーだった。彼女の勝ちたいという意気込みは、コートを出るときの悔しさを噛みしめる表情に表れていた。まだまだやれる!錦織選手も観戦に来ていたが、クルム伊達は、若い選手達に本当にためになる試合を身体で示した。
S・リシキ(ドイツ)対 N・リー(中国)3-6, 6-4, 8-6
この試合の激しいストローク合戦は、まるで<女の殴り合いの喧嘩>を思わせた。あんな力任せの打ち合いは滅多に見られない。しかし、リシキの200kmに届くようなサーブが何度もエースを稼ぎ、全仏の覇者リーのリズムを作らせなかった。これが最大の勝因と思う。ファイナルセットは互角と思えたが、後半、リーのアンフォーストエラーを引き出したリシキの勝負強さは本物だ。このままファイナルまで登りつめそうな勢いを感じた。
クルム伊達はダブルスでも1回戦突破を果たした。ダブルスでのプレーが、ライジングで攻めるという伊達の基本戦略に大きな幅を持たせたはずだ。<ナブラチロワを彷彿させる新戦略プレー>、今後に期待したい。また、土居美咲選手のグランドスラム初出場で2回戦突破は、素直に拍手を送りたい。今後の成長と活躍にも期待したい。
フェデラーの復活はあるのか、ジョコビッチは全仏の雪辱ができるのか、
ナダルはランキング1位を維持できるのか、後半はこの戦いに焦点が移る。テニスはゴルフのように自分との戦いではなく、相手との真っ向勝負が見どろこだ。ゴルフと同様に戦略も必要だが、最後は何かで抜きんでたプレーが勝敗を決する。
ファーストサーブの確率が勝負の鍵になることが多い。
ここで「エースを下さい!」という時に、ダン・ザ・ラインのショットを放てるか。
相手の勝負を決めるショットに、さらにアングルを付けた奇跡的なショットを放てるか。
ロングラリーをアンフォーストエラーなく最後まで打ちきってそのゲームをものにできるか。
3時間以上になる凄い試合では、勝負の流れがいったりきたりすることがある。この勝負のアヤを観戦して感じ取れるかが、テニス観戦の最大の醍醐味と云っていいだろう。残りの試合をじっくりこの醍醐味を感じながら楽しみたい。
実際に彼女のプレーを見たテニスコーチの方は、このように表現されていいます。
他の日本人選手の女子とはまったく違うタイプの運動能力の選手なので、
勝ちあがるのも当然、という気持ちもありました。
彼女の空中のボディバランスや、手首などの柔らかい感じは、
たとえて いうなら往年のマッケンローやサンプラスみたいな感じかな
(ちょっとオーバーかな)でも、ほんとにセンス、とくに私にはボレーが印象的でした。
2回戦のクルム伊達公子、ビーナス・ウィリアムズ(米)との対戦は本当に惜しかった。7―6、3―6、6―8。勝てるチャンスは十分あった、伊達もそう感じたはすだ。出足から素早く動いてネット&ボレーで叩く戦略は、今後の女子テニスを変えるかもしれない、そう感じさせてくれるほど斬新で素晴らしいプレーだった。彼女の勝ちたいという意気込みは、コートを出るときの悔しさを噛みしめる表情に表れていた。まだまだやれる!錦織選手も観戦に来ていたが、クルム伊達は、若い選手達に本当にためになる試合を身体で示した。
S・リシキ(ドイツ)対 N・リー(中国)3-6, 6-4, 8-6
この試合の激しいストローク合戦は、まるで<女の殴り合いの喧嘩>を思わせた。あんな力任せの打ち合いは滅多に見られない。しかし、リシキの200kmに届くようなサーブが何度もエースを稼ぎ、全仏の覇者リーのリズムを作らせなかった。これが最大の勝因と思う。ファイナルセットは互角と思えたが、後半、リーのアンフォーストエラーを引き出したリシキの勝負強さは本物だ。このままファイナルまで登りつめそうな勢いを感じた。
クルム伊達はダブルスでも1回戦突破を果たした。ダブルスでのプレーが、ライジングで攻めるという伊達の基本戦略に大きな幅を持たせたはずだ。<ナブラチロワを彷彿させる新戦略プレー>、今後に期待したい。また、土居美咲選手のグランドスラム初出場で2回戦突破は、素直に拍手を送りたい。今後の成長と活躍にも期待したい。
フェデラーの復活はあるのか、ジョコビッチは全仏の雪辱ができるのか、
ナダルはランキング1位を維持できるのか、後半はこの戦いに焦点が移る。テニスはゴルフのように自分との戦いではなく、相手との真っ向勝負が見どろこだ。ゴルフと同様に戦略も必要だが、最後は何かで抜きんでたプレーが勝敗を決する。
ファーストサーブの確率が勝負の鍵になることが多い。
ここで「エースを下さい!」という時に、ダン・ザ・ラインのショットを放てるか。
相手の勝負を決めるショットに、さらにアングルを付けた奇跡的なショットを放てるか。
ロングラリーをアンフォーストエラーなく最後まで打ちきってそのゲームをものにできるか。
3時間以上になる凄い試合では、勝負の流れがいったりきたりすることがある。この勝負のアヤを観戦して感じ取れるかが、テニス観戦の最大の醍醐味と云っていいだろう。残りの試合をじっくりこの醍醐味を感じながら楽しみたい。