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「この世界の片隅に」と生活の記録

2021年02月01日 21時41分00秒 | Weblog

「世界の片隅に」と生活の記録 


( 樺太マスのユズ塩麹漬け焼き 12/15  )

  +舞茸のチャンプルー・水菜の梅和え


かつて私は

戦時中や江戸時代の庶民の生活に

興味や関心を持った時期があった


だが

その記録や資料が

ほとんどないことに気づいた


江戸時代の武家の台所事情について

詳しく説明した本を見た時は

ワクワクしながら読んだ

(まだ読了していなかったが

 被災後  処分したのか見当たらない)


今ネットで調べたら

「江戸の家計簿  カラー版」

(宝島社新書  2020.1 刊行)という本が

あって 読みたくなった


日常生活は

淡々としていて

心ときめくこともなく

ドラマティックでもなく

だから それらの生活や

日用品などの記録は 

驚くほど残ってはいない


ずっと前に

太平洋戦争中の生活について

それも

庶民や下級兵隊さんの生活について

もっと詳しく知りたいと

本屋さんで探したが

たった数冊の本しかなかった


私が家庭を持ち 

子どもも授かって

生活を振り返った時に

両親の生活はどうだったのかと

ふと考えたりしたのが発端だ

&&&&&&&&&&&&&&&&&&

そんな中で 偶然本屋さんで

「この世界の片隅に」という

コミック本を見つけた

2010年頃に購入したと思う)


私は以前 こうの史代さんの

「夕凪の街 桜の国」(2004年刊行)

という本も買って読んでいた


これら二つのコミックは

戦争のことを扱っていて

いわゆる戦争物ではないような

そんな今まで見かけないような

不思議なコミック本だった


絵のタッチは メルヘン調で

柔らかくて 薄ぼんやりしていて

主人公や周囲にいる人たちの生活も

淡々としていて 声荒げることも

場面としてはあまり出て来ず

肩の力が抜けているような‥

(あくまで私の個人的な印象だが)


でも 読み進めるうちに

なんとも言えない 

心に染み入るような

不思議なインパクトが

ジワジワと広がって来る


浦野すずの実家は

冬には海苔を採り

生活の糧としているのも

親近感を抱かせた

(私の母の実家も かつて

海苔を収穫して出荷していた)


すずさんの戦時中の生活は

広島県の軍港・呉市で

私の叔母は 

呉市から東に約100 km 位の 

福山市に嫁いでいるので

このこともまた 

親近感を抱かせる理由になった


叔母は

10年以上も昔に亡くなっているが 

今生きてれば95歳位なので

「この片隅の世界に」の

すずさん位の歳だったのではないか?


ps 2020.12.15 草稿 1.26 追記

先日 ブラタモリで

戦艦大和を建造した呉の造船場跡を

訪ねていたが 其処は 見た感じは

実にシンプルで そんな

歴史的なことを行なった所かと

住んでいる人たちも 

私らと同じく庶民っぽくて

そんな偉業を成し遂げた人たちの

子孫(も多い)かと

あらためてそう感じた次第で‥

(でも歴史を辿れば 

そういうものかもしれないと考える)


舞茸のチャンプラーは 

香りが良くて 美味しかった!

コメント
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