good! カエルのぶろぐ

gooの中で カエルのblogが 公開中 詩やメッセージ&画像を掲載。
ご遠慮なくコメントをお寄せください

小さきものよ、蜘蛛(クモ)たちよ

2009年10月30日 22時50分26秒 | Weblog

枝から枝へ 軒から枝へ



蜘蛛は 毎日せっせと網を張る




人にいやがられながらも



今朝も蜘蛛の巣を張る





いつ来るか皆目検討がつかないけれど



庭の蜘蛛たちは 

一日中

網を繕(つくろ)いながら 



只管(ひたすら)獲物を待つ





ああ 小さきものたちよ



誰から教えられたのでもなく



お前たちは 己の使命を全うしようとする





ああ この俺は 網張るでもなく



雨風しのいで のうのうと生きている





ああ この俺は 

一人では生きられず

いつも人に頼って 

かろうじて生きている





明日は 秋の嵐

冷たき風雨が降るそうだ

ああ 


お前たちは それでも



枝から枝へ 軒から軒へ

網張って 

辛抱強く待ち続けるんだろうなあ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サザンカ

2009年10月29日 23時09分31秒 | Weblog

サザンカ咲いた

今年も咲いた


サザンカ咲いた

我が家の庭に


サザンカ咲いた

いつの間に


サザンカ咲いた

また 涼しい秋に


サザンカ咲いた

忙しい最中に咲いた


サザンカ咲いた

可愛いピンクの花を 次々に
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カタツムリ

2009年10月24日 10時44分34秒 | Weblog

カタツムリが 塀にくっついて

少しずつ 少しずつ 移動する


カタツムリは 

夏の雨期によく見かけるけれど

どっこい 他の時期にも

しっかと生きているんだ


雨降れば 顔を出し

雨少なければ 背負った殻の中に籠もる


カタツムリの生活は シンプルライフ

おうちを背負って ゆるゆる生きる


家財道具は 身の丈に合った背のおうちだけ


秋風吹いて 体縮めて 省エネライフ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋のお祭り

2009年10月24日 02時20分31秒 | Weblog

秋は お祭りの季節

日本各地で いろんなお祭りが催される


私の街では この前 よさこい祭りがあった


県内外からいろんな団体が 

華やかで 勇壮で 楽しそうな踊りや

軽快な歌なんかを披露していた


お祭りを見ると 心うきうき

自分もその輪の中に入りたくなる


今 どこで どんなお祭りがあっているだろうか
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

焼きナス賛歌

2009年10月22日 23時35分48秒 | Weblog

焼きナスの美味しい時期が

やがて過ぎようとしています


焼きナスは 

あの焦げた匂いが たまらないのです


あの柔らかい中身がいいのです


焼きナスは 

なぜか 暑い頃が 食べ頃なのです


ぼくは 

暑い時期に食べる焼きナスが

美味しいと思うのです
 
  決めつけてすみませんが
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

石の上の小亀

2009年10月18日 17時36分36秒 | Weblog

近くの小川で

時々見かける小さな亀

あれはきっと子亀だろう


以前は 大きな亀が

石の上で日向ボッコをしていた

近頃見かけないなあと思っていたが

いつの間にか主役が交代していた

あの大人の亀は どこに行ったのだろう


日中に見かけるあの子亀は

いつも独りぼっち…


寂しいかないか とか

生活 大変だろうなあ とか

ついお節介なことを考えてしまう


絶対孤独 孤独な子亀

それでも 野生の亀は

逞しく生きていかなきゃならぬ


誇りを持って生きる子亀

彼か彼女は 正に 誇亀(こがめ)なり
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

彼岸花

2009年10月17日 23時21分30秒 | Weblog

彼岸花が燃える

秋のまっただ中で

彼岸花が 激しく燃える


彼岸花が 燃える

昼と夜のバランスの上で

彼岸花が燃える


彼岸花が燃える

夏と秋の交代の狭間で

彼岸花が 静かに燃える


お彼岸も過ぎて

いつの間にか彼岸花も萎み

やがて 細長い葉を

するすると伸ばして

根茎を太らせるのだ


あの激しい深紅の花なんか
 
忘れたかのように…
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キンモクセイ

2009年10月17日 22時39分20秒 | Weblog

おや なんだろう この香りは

仕事に向かう時 仕事から帰る時

ほの甘い香りが 漂って来る


ああ そうか また今年も

キンモクセイの花が咲く季節になったのだな


どこのキンモクセイだろうと 辺りを見回したら


何だ うちの庭のモクセイじゃないか!

うちにも植えていたのを 忘れていた


今日 街へ出かける時 家内が 

うちのキンモクセイが いっぱい花をつけているね

いい香りね

と 笑顔で言った


この樹を植えた両親は もう随分前に亡くなったけれど

この一本のキンモクセイは 今でも 当時の素敵な香りを 

その辺りに 控えめに漂わせている
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

身軽に

2009年10月13日 22時47分06秒 | Weblog
あれもこれもと
いろんなものが欲しくて
今まで この手に入れようと
ぼくは 永くもがいて来た

振り返れば
でこぼこ曲がりくねった
ぼくの歩みの中で
手に入れた無数のものや
手から離れていった
これもまた無数のものが
次々に浮かんでは 消えてゆく

伸ばすだけ伸ばした枝々を
いっそバッサリと剪定したら
どんなにか身軽になることだろう

だけど 
切り落とす枝葉を一つ一つ眺めれば
我が未練は いよいよ増すことだろう

しかし いつかは このぼくも
総てを捨てて この世を去らねばならぬ

今着ているこの衣服や下着さえも
ぼくと共には往く訳にはいかぬ

絶対孤独

ぼくには ひょんとそんな言葉が浮かんで来た

身軽になって 絶対孤独か…

絶対孤独の前に 声を無くして 
ぼくは しばし立ち止まってしまう

いやいや 
愛する人や宝物の想い出があるじゃないか
という声が聞こえてきた
 
天国や来世のことにも触れている人もいるし
この世は 在るとするならあの世も
決して捨てたものではないかもしれない

バッサリと枝葉を切り落とされた大樹を見上げて
ぼくは そんな他愛のないことを考えた

PS あるFMラジオ番組(2009.10.13)で ある医師が
 ぜひ希望を持って 決して諦めず 絶対に命を捨てない と 三つのことばをプレゼントしてくれた
南こうせつ氏の友人(知人)の医師だそうだ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オータム・サウンド(秋の音色)

2009年10月10日 18時02分08秒 | Weblog

夏休みが過ぎ 

蝉たちの声も 

すっかり途絶えた頃

草原や庭の隅っこで

秋の虫たちが鳴き出す


川近くの草原や空き地では

いろんな野草が 涼風に

穂先や葉先を靡(なび)かせ

秋の訪れを知らせる


堤防から 空見上げれば

蒼いキャンバスに 白い雲が

思いっきり ふとく細く

長く 短く 筆を走らせている


草木の葉擦(はず)れは サワサワと

公園や道の落ち葉は カサコソと

乾いて 軽(かろ)き音色を響かせる


秋は 私たちを詩人に仕立てる

秋は 私たちを哲人に見立てる

秋は 私たちに 様々なものを授ける
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする