ぷんぷん～証明写真

履歴書の証明写真にと　
近所のセルフ写真ボックスで
かみさんが　写真を撮って来た

その写真を見て
かみさん　ぷんぷん怒っている

何でも　ひどく老けて写っていたらしい
または　もしかして
指名手配写真のようだったのかも…

亭主の私には　
とうとうチラリとも見せなかったが
どんな顔をしていたのやら…

写真歴二十数年になる私だが
腕前はなかなか上がらず
特に人物写真は難しく
とりわけ　かみさんを筆頭に
女性は注文が多いので
慎重の上にも慎重に撮る

そういえば　運転免許証や
警察の手配写真は　どうして
あんなに人相がよくないのかねえ

大人の童話～シニア夫婦のために

子どもは　
童話を聞いたり読んだりするのが　大好きだ

でも　大人だって　童話によっては
結構　好きになる作品がある

このぼくだって　
かつては子どもだったんだからね

「大人の心に効く　童話セラピー」（アラン・B・チネン著　ハヤカワ・ノンフィクション文庫）
という本がある
「お姫さまと王子さまが中年になっても幸せでいるために」書かれた本だ
「いつまでも若いわけじゃない。それでも続く人生に、明るく向き合うためのヒント」が
一杯詰まっている大人の童話（＆解説）だそうだ

今　約三分の一位を読んでいるが
確かに　シニアの夫婦の生き方に
いろんな示唆を与えてくれる味のある本だ

１４匹のねずみシリーズや　バムとケロシリーズなど
楽しい絵本や童話が　図書館や本屋さんにいっぱいある

どれ　もしかして　いつの日か
授かるかもしれない孫たちのためにも
いろんな童話を読み返し　新たな童話も仕入れておくとするか

粛然として～Nさんに捧ぐ（哀悼歌）

Nさんは　行動する写真家だった

私なら行かないような山や秘境にも

眼や心に刻み付けるような一瞬を求めて

けがすることや命をかけることさえ厭わず

リュックを背負い　デジカメ抱えて

自分の脚で　ひたすら歩く


私の母とそう違わない歳をも忘れ

自分の感性と体力を信じて

山や渓谷　カワセミや雫　樹木や草花などを被写体に

己の両の眼で　確かな構図で　

二度とない珠のような一瞬を切り取る


体調が思わしくないから　しばらくブログを休む

と　かつてカキコしておられたNさん

文中には　かなりの覚悟も垣間見えてはいたが

そんなに悪くされていたとは　

本当に不覚であり　残念であった


Nさん　今まで　よく私のブログを訪ねられ

控えめであたたかいコメントを　沢山くださいましたね

あなたの素敵な作品と共に

今では　私の終生の宝ものとなりました


それでは　Nさん　

今日は　これでキーから指を離します


Nさん　安らかにお休みください　　合掌

酔う

酔う

桜の花に酔う

酔う

次々に咲く春や初夏の花に酔う

酔う

別れの思い出に酔う

酔う

出会いと希望の予感に酔う

酔う

春は　別れと出会いの宴に酔う

春が過ぎ　初夏を迎えて

今度は　何に酔うだろう

PS 2009.4.25 草稿　下戸のカエルは　酒は　ほとんど飲みません　
　春は会合が多くて　お酒の好きな人は　お酒を酌み交わすことも多いですね
「酒は飲んでも　飲まれるな」と古（いにしえ）から　飲酒の嗜み（たしなみ）を勧めていますが　その抑制（コントロール）は　なかなか難しいものです

薫風（くんぷう）

ゆれる

風にゆれる

枝がゆれる

花もゆれる


枝葉にゆられて

陽光がゆれる


ゆれる若葉を見上げて

ふたりの時は　とまる

PS　2009.4.19　草稿　　
初夏の薫風が好きです　薫風に揺れる草木の花や枝葉が好きです　
草木の芽や花　それに　若葉の匂いが好きです　
風に吹かれ　揺れる若葉を眺めるうちに　ぼくはあの少年時代に戻ります
そういえば　先日のスケートで一位になった浅田真央選手の演技は　薫風を呼ぶ素敵な舞いでした

ツツジの花が咲く頃は

サクラが咲く頃に
人を見送り　人を迎え
我らの職場に　新たな波紋が生じる

ツツジが咲く頃に
小さな波紋や大きな波紋がぶつかり
水面がようやく静まっていく

ツツジが咲く頃に
互いに気遣い　互いに探り合い
趣味やら　好みやらを聞き出す

ツツジの咲く頃は
ちょっぴりワクワク
ちょっぴりソワソワ
ちょっぴりドキドキ
ちょっぴりハラハラ

ツツジの咲く頃に
あちらの職場や
こちらの職場で
新たな船が　
まだ見ぬ明日へ
漕ぎ出すのだ