よねの備忘録

お勉強問題が中心。
政治を語るときは、ネトウヨです。

バトンタッチ

2007-11-15 17:43:47 | その他
小学-中学-高校と進むにつれ、親がアドバイスできるレベルには、
限界があります。

どこかで、子どもが自主的に勉強できるよう、バトンタッチをする必要が
あります。よねは、その時期は中学校だと思います。

(あるブログより引用開始)

フィードバックとはもともとは大砲を撃つ人とそれをアドバイスする人
の用語だったそうです。
大砲を撃つ人は目標が遠くて見えないので当たったかどうか
解りません。
そこで双眼鏡を見ながらアドバイスをする人が登場した訳です。

ではどんなアドバイスをしたら命中率が上がるでしょうか?

1.何も言わないで勝手に打たせる
2.外れる度に罵声を浴びせ気合を入れる。
3.当たったときだけ歓声を上げる
4.もっと右だ、ちょっと手前だと指示をだす。
5.50メートル手前に着弾、 10メートル左に着弾、 命中、
 と事実だけを伝える。


皆様ならお解りですよね。5番が一番命中率が高くなるそうです。
1.のように無視されていると次第にいい加減になってくるようです。
2.罵声浴びれば真剣みは増すかもしれませんがもともと真剣にやって
 いる人には焦りを生むだけです。
3.承認は大切ですが外れたときの対応もやっぱり大切なのでしょうね。
4.は「言われたとおりに打て」と言われているようなもんですよね。
 「もっと右」?もっとってどれくらいなの?人によって違いますよね。
こうしたアドバイスはよっぽどの意思疎通ができていなければ機能
しない場合が多いです。
「ちゃんと真剣にやりなさい。」「もっと勉強しなさい。」と言われても
子どもは何をどうしていいか解りません。
指示するのであれば明確に且つ相手がやる気になる言い方を選ぶ方
が効率的です。
5の場合は叱られているのではないのでアドバイスも素直に受け
 取れます。しかも自分の意思で調整することが出来ます。

(引用終了)

この中から
【指示するのであれば明確に且つ相手がやる気になる。】
この言葉に注目して、次の文章をみてみましょう。

(引用開始)

今、来春に出す英語の勉強法について書いているのですが、やはり
自分の勉強実績を明らかにしておくとモチベーションが上がります。
これは僕が浪人時代に考え出したことなんですけどね。

僕、日本史が超苦手でしてね。どうやって覚える?みたいな。

ところが山川出版社の『一問一答』をやりはじめてから面白くなってね。
あれを時代ごとにバラバラに切り離したのです。この冊子は平安時代。
この冊子は江戸時代。この冊子は・・・って感じですね。

そしてそれぞれの冊子の上に「 /問題数」と書いて、分子の部分に
確実に答えられる問題の数を書き、さらにその後ろに「.866」なんて
感じで正答率を書いたのです。

たとえば平安時代の冊子の一番最初のページの上には「134/159
 .843」などと書いてあるわけです。
室町時代だと「149/203 .734」なんて形になります。

問題はここからです。時代ごとに正答率を比べるのですね。
最初の石器時代とかが載ってるところは9割以上の正答率を誇って
いるのですが、近現代になると3割とか4割ということになって、
そうなると全部をせめて8割以上にしたいもんやから、近現代を
集中的に頑張ります。

ところがそのうちに平安時代をひさびさにやってみると正答率が
落ちた!そうすると悔しいもんやから、また近現代をやりつつ
平安時代も何回か繰り返して1.000に近づけたのです。

結果的に3ヶ月ぐらいで日本史の知識はほとんどつきました。
その後で友達とふざけて受検した駿台の全国模試(今でいう
難関模試)で日本史の偏差値が80を超えたのです。

高校時代に日本史の授業で先生に「木村、応仁の乱は何年に
起こった?」と質問されても「ちょっとわからんのです。
なにせ生まれてなかったので」なんて答えて立たされてばかりいた
僕が偏差値80!

それから勉強ってのは目に見える形で残したほうがヤル気が
出るんやなと思って、それが教員になってから生徒たちに指導する
基礎となりました。勉強の実績表みたいなものを作るとヤル気が
出ると指導したりしています。

(引用終了)

具体的に問題集を解かせて、そのスコアをつけておく。
これは、さきほどの文章の
5.50メートル手前に着弾、 10メートル左に着弾、 命中、
 と事実だけを伝える。

に相当しますね。

中学の場合、各教科で、
「くわしい○○ステップアップ問題集」(文英堂)がでています。
先日、お話しました通り、「基本」~「入試」まで4段階が
ありますので、そのスコア=勉強の実績表を作るわけです。

ただし、基本的な大砲の撃ち方もわからないと、
命中も何もあったものではありませんので、
各教科の基本的な勉強法は教えてあげましょう。
それは次回。

コメント (4)
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