平均点+5%以上 3県
平均点±5% 40県
平均点-5%以下 4県 こんな結果でした。
都会、中核都市、町村、僻地の間に差がありませんでした。
40年前は、平均5%以上も5%以下も15ぐらいあったようで、
東北地方が悪かったそうです。
今回の結果は、全国的に教育が均質化した、と捉えています。
同時に、「学校」「塾」の限界も感じています。
都会は田舎より塾に通っている子どもの割合が高いのに、
田舎の子に差をつけられなかった。
これは「集団指導」の限界なのです。
ある事柄で躓くと、学力は伸びなくなります。
例えば、国語の読解力の弱い子は文章題が苦手です。
躓いた事項をやり直さなければいけませんから、
この子は国語の読解(現在の学年から1~2学年下の)を
指導する必要があるのですが、
学校、塾にはそのような細かい個別指導は無理です。
学習は「理解できないこと・わからないこと」を捜し出して、
「理解できる・わかるようにする」作業です。
「理解できないこと・わからないこと」を探すため、
問題を解いてみることで、「正確に」出力できるか、
確認するわけです。
これを一人で行なうのを「自習」といいますが、
小学生には無理だと思うのです。
(そもそも「よね君」は高校まで自習ができなかった)
小学生の内容なら、親にも、指導できると思うのです。
具体的な方法は、以前のエントリーを参考にしてください。
・短時間でビシッと行い、ダラダラやらない。(一日30分で)
・絶対できるレベルまで下げたプリントにする。
・親は、子どもの理解が悪くても、イライラしたり怒らない。
根気よくやる。
・どうしても説明に困ったら、学校の先生にお願いする。
夜まで仕事がある人でも、「連絡ノート」は作れますでしょう。
「どの問題で、どういう説明をしたけど、解からなかった」旨、
記録しましょう。
・5年生、6年生になっても、時々は分数、小数のプリントをやる。