高校受験を控えた夏。
漠然とした焦りを感じる人が多いでしょう。
その1は、「学年順位が、上から20%から50%」までの人向け。
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たぶん、塾の「夏季講習」に通っている人が多いと思います。
【心得 1】
「復習」中心にしましょう。
「予習」も「復習」も両方やるには時間が足りない、というか
集中力が続きません。
「復習」中心にしましょう。
【心得 2】
『理科・社会の教科書を読もう。』
講習で、ある項目が扱われたら、
必ず、その分野の教科書を読みましょう。
理科・社会の「細かい知識」は、今、覚えても、次第に記憶が薄れていきます。
だからといって、冬休み以降、急に「がっつり」覚えようと思っても大変です。
中3・1学期までで、理科・社会の75%程度を学習しているはずです。
受験に占める、理科・社会の割合は、40%。
そのうちの75%に相当しますので、入試全体の30%が、夏季講習で扱われます。
このランクの生徒の平均点が70%としますと、80%を得点できれば、有利です。
500点満点の15点、「合否を左右」する差です。
今、細かい知識を記憶することには、意味がありません。
細かい知識は、忘れていきますので。
しかし夏休みに、1回でもいいから、教科書を読んでおく。
「何となく」のイメージを掴んでおく。
このことに意味があります。
2学期以降、「模試」や「過去問」を解きます。
その都度、教科書と夏季講習のテキストを読み返す。
ここが奥義です。
おそらく、5回は教科書の同じ分野を読むでしょう。
冬休み以降の「がっつり」知識を詰め込む時期に、
教科書をまともに読んだことの無い人と、5回読んだ人には、
覚える速度に、大差がでます。
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以下、次回。