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枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

早春の庭・・・

2013年02月20日 | Weblog

 先日の休みには、未だ蕾だったクリスマスローズが、たくさんの花を開かせている。雨も降らねば、花は咲かないのである。晴れた空がいいには違いないが、自然にとっては必要不可欠の現象で、天からの恵みを感謝する。早春の庭に、春の光が溢れている。

 本日の予定では、白蟻の修理を頼んでいたが、勤務上の都合で断念する。まあ、気分的なことかもしれないが大事を取る。物事は最小限で防げる。何も好んで広げることもないのだ。止む無くもあるが、責任が取れないので厭である。一日、読書で済ます。

 ああ・無情、岩窟王ともあるこの物語は、中学生の時に読んだ。然し、あらゆる思想的なことが省かれ、要約された内容でしかなかったのだ。それとも記憶違いであろうか。読み進んでいくと納得することが増え、ジャン・バルジャンの深窓に、心臓を鷲掴みにされた。

 モンテ・クリスト伯、ジャン・クリストフ、レ・ミゼラブルを混同していたことにも気づいた。デュマは『三銃士』の方が面白かった。また、世界文学全集も、それほど熱心に読んだ訳ではない。況して完訳では、中学生には半分も理解できない。

 それよりもSFに傾斜していた。近未来の空想の世界には、夢と希望があった。外国物の翻訳にも新鮮さがあった。中でも、アシモフの『我はロボット』の作品冒頭、子守ロボット・ロビィには、人間のように嘘をつかず、人間を守るロボットが居た。

 衝撃度200%で、未だにその領域から脱せない。今でこそ、そういった社会的現象を、多少なりとも認めているが、当時は吝かである。女ではなく男になりたかった。ロボットに一生を継ぎ込む研究者になりたかった。何も囚われずに。

 茂木・赤枇杷。引っ越して翌年に、鉢の中へ種を埋めた。花芽がついたのを知らず、翌年見つけてびっくりした。4年目で結実した。飛び切りの甘さだった。

 

 

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