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枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

枇杷葉の実が・・・

2011年05月14日 | Weblog

 枇杷葉の寒冷紗を外して、青い実が生っているのに、1枝づつ袋をかけていく。だいたいが大人の小指大の大きさである。中には、親指大のもある。今年は、花芽を欠いたり、糠と潮の寒肥を入れたり、寒さに対する防護をしたり、多少の冒険を試みた。それが適したのか、サイクルにあたったのか豊作です。

 昨日に引き続きの袋かけです。仕事を終えてだったので、小1時間で辺りは暗くなってしまいました。できないこともないのですが、折角の実が落ちてもと止める。1枝に1粒のもあれば10粒のもある。或いは5粒くらいで育っているのもある。おおよその見当でも200はある。これが熟れるのを待つのも愉しみ。

 今年は、白枇杷にも念願の花芽がつき、寒冷紗を外したら、3粒ついていた。思わずうれしさに顔が綻ぶ。10年の月日の長かったことか。待つという作業には、歓びも大きいけれど、その間の途方に暮れた日々は、あの手この手の試行錯誤が甦る。全くの素人に加え、旧暦の活用を知らなかったものだから、随分と手間取った。

 だが自然に任せること、じっくりと取り組むことで、自分なりに考えることもできた。或いは、祖母のしていたことを、また旧暦での農事歳時記を取り入れて、何年も語りかけて接してみたのも確かなこと。同時に祈りにも似た、祖母や母への想いもあった。故郷への哀しいほどの思いでもあった。きっと祖母と母とが、私に教えてくれたのだろう。

 ここまでの過程で、何度挫折し、諦めかけたことだろうか。資料はたくさんあろうが、故福島正信さんの自然農法で取り組んだ。木村秋則さんの著作を読み、DVDを観ながら聴き、地球にとってはなにがいいかを考えてみた。決して無理強いはしないように。自然は裏切らない。誠心誠意でする者にはその理を諭してくれたように思う。

 昨年の枇杷苗。これは白茂木のような気がする。ちょっとねぇ・・・寒さには弱いのです。

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