北の旅人

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全く信用できない鳩山由紀夫・民主党代表

2009-07-30 12:12:08 | Weblog

 



読売新聞7月28日付

鳩山氏の昨日の発言には驚いた。7月27日に300人の報道陣を集めて鳩山代表自らが発表した民主党の「マニフェスト発表会」の中身に関し、29日の記者のインタビューに答える中で、「あれは政策集ですからね」と発言したのだ。何という無責任な発言であることか!
ほんとうに呆れるばかりだ。

それというのも、マニフェスト発表後、大阪の橋下知事が国と地方の協議機関設置が政権公約に入っていないことを厳しく批判するとともに、自民党が協議機関を盛り込んだことについて高く評価したため、急きょ「マニフェスト・バージョン2」として、それを盛り込んだものを出さざるを得なくなったからだろう。

また、鳩山氏は、1月15日に期限が切れる新テロ対策特別措置法に基づくインド洋での海上自衛隊による給油活動について、つい先日、「政権を取ってからじっくりと関係国と相談し、方向性を定めていく」と語っていたが、マニフェストでは、給油活動には触れておらず、ただ当面継続するとした。

しかし、社民党などからの強い反発を招いたため、28日になって、別の党幹部が「政権交代後、すぐに引き返させるのは現実的ではないが、これまでずっと撤退を求めてきており、基本的に延長は考えていない。そこはぶれていない」と修正した。

こうした、外交・防衛など極めて重要な政策に関する矛盾などを突かれたため、あれは、最終的なマニフェストではないと言いたかったのだろう。誠にいい加減な話だ。麻生総理も一国のリーダー足りえないと思っているが、こんな政治家に、日本の国を任せることはできない。極めて危険だ。

鳩山氏の弟である邦夫氏が、文藝春秋8月号で言っている。
「兄は日本一のスイマー」「信念の人ではまったくない」「自分の出世欲を満たすためには信念など簡単に犠牲にできる人」「小沢一郎的なものを全部、今の政界から抹殺するんだ、それが俺のライフワークなんだといいながら、ゴマをすって、べったりくっついていった」「今は虚像が前面に出過ぎている」とバッサリだ。

 マスコミにも一言いいたい。今日のテレビ朝日「スーパーモーニング」で、このことに触れていたが、コメンテーターの鳥越俊太郎氏は「正式なマニフェストというのは、告示になってから出すものだから、今の段階でバージョン2というのがあってもいいのではないか」と庇っていた。これもいい加減な発言だ。

国民もマスコミも「政権交代」という言葉に踊らされることなく、実態をよく見極めて政権選択をする必要がある。そうでなければ、あの8か月であっけなく退陣した細川内閣(1993年8月~1994年4月)の二の舞を踏むことになるだろう。



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