北の旅人

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マスコミ界に一言

2008-04-08 14:11:08 | Weblog
TBSの「筑紫哲也ニュース23」のタイトルから筑紫氏の名前が消えるそうだ。メインキャスターからは降りるが、必要に応じて出演するとのこと。報道によれば、TBS局内では、番組改編に当たって、筑紫氏が退くものと思っていたらしいのだが。

私も、数年前から切れ味がなくなってきていた筑紫氏は、そろそろ交代すべきだと思っていたし、病気のため休養した時点で、多分、そのまま番組を降りるのではないかと推測していた。結局、19年間務め、73歳となった筑紫氏。オピニオンリーダーとして、十分の活躍をされてきたのだから、後継者にバトンタッチするほうが望ましい。

時を同じくして、フジテレビの「報道2001」の竹村健一氏もレギュラーを卒業した。竹村氏は16年間務め、78歳だ。竹村氏もまた長すぎた。ここ数年は、竹村氏らしいコメントぶりは影をひそめていた。
竹村氏は長年、幅広い分野で言論活動を展開し、その功績は大きいものがある。

すでに、4年前に60歳で番組を降りているが、テレビ朝日の「ニュースステーション」のキャスターだった久米宏氏は18年半務めた。

3人とも、それぞれのキャラクターで人気を博したが、三人とも長すぎた。政界などに関しては「世代交代」の必要性を鋭く突いていたが、我が身のことになると、なかなか気付かないらしい。

テレビ局側も依頼した手前、なかなか交代のタイミングを見いだせないのだろう。それも分かるような気がするが、やはり、テレビ局側がもっと早めに決断すべきことだ。歌い手が、ろくに声も出ないのに出てきて歌うのと同じで、視聴者に対して失礼だ。

もちろん、単に年をとったからとか、長いからダメだというのではなく、誰がみても聞きずらい、明快なコメントが出てこなくなってきたら、本人も退くべきだし、テレビ局でも早めに決断すべきだ。

仕事の関係で、筑紫氏、竹村氏にはお目にかかったことがあり、魅力あるリーダーであることは間違いないが、やはり引き際は大事にしてもらいたい。

      


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