驚いた!安倍総理の突然の辞任。しかも、辞め方が、あまりにも異常だ。
今まで、何回か安倍総理のことについて書いてきたが、辞任会見を見ていても、的確な判断力を完全に失っていることが歴然としていた。
8/11に、「安倍総理のリーダーシップに疑問」というブログを書いたが、やはりワンテンポ決断が遅かったのだ。参院選に大敗したときに、素直に引責辞任すべきだった。駄々っ子のように続投宣言し、テロ特措法に「職を賭して」と決意を見せていたのは何だったのか。国内における政治空白のみならず、日本の国際的な信用低下は測り知れない。
この上は、自民党が日本のリーダーを選ぶ条件をしっかりと見極めなければならない。若くて国民的人気があれば良いというものではないということを、よくよく反省してもらいたい。どの世界でも、トップは孤独であり、それに耐えていかなければならないし、難局にあっても冷静な判断力がなければならない。
安倍総理の応援団を自称する自民党議員が、「安倍さんは優しすぎたかもしれない」と発言していたが、一国のリーダーたるものは、国家・国民のためには「非情でなければならない時」もあるのだ。ただ単に、「いい人」だけで選んでもらっては、困るのだ。数々の大臣の失言・不祥事に対する安倍総理の対応の不味さは、そうしたことにも大きく起因しているといっても過言ではない。
一方、民主党と言えば、まだまだ政権を任せられるほどの力はない。テロ特措法に関しても、頑なに反対しているが、今の国際社会の中で、日本が生きていくためには応分の国際協力をしていかざるを得ないのだ。最早、「一国平和主義」では通用しないのだ。民主党も、そのことを大前提に考えなければ、政権交代を叫ぶ資格はない。
まさに、今は「疾風怒涛の時代」だ。
自民党も民主党も、真に国家・国民のための政治を忘れないでほしい。
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