北の旅人

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国会議員としての品位を欠く田中真紀子氏

2007-09-26 15:38:52 | Weblog

最近、おとなしいと思っていたら、久しぶりにテレビに出てきた。相変わらず「あれが国会議員か」と疑いたくなる、下品極まりない田中真紀子氏。福田新総理を評して「今の瞬間が福田さんにとってはピーク。あとは転げ落ちていく。非常にプライドとコンプレックスがない交ぜになって出てくる方、発想が官僚的で冷たい人」と、こき下ろした。表現の自由が保障されている日本だから、批評・批判は構わないが、国会議員としての品位、女性としての品格は全くない。

安倍前総理の弁明記者会見についても田中氏は「バカげている。国会議員という職を速やかに辞するべきだ。それが日本のため。首相が決まったら、ヒョロヒョロ出てきて、どこまで見識がないというか、政治というものを心得ていない」と批判した。一面で、当たっている部分もあるが、貴方に、そんなことを言える資格があるだろうか。

200010月、北朝鮮による拉致被害者家族会が、北朝鮮へのコメ支援に反対して自民党本部前に座り込んだ時、田中氏は「50万トンじゃダメなのよ。100万トンでもあげればいい、外交にはタイミングが大事だ」と発言、家族会を怒らせた。

また、200310月、拉致被害者の家族が日本に帰ってきた時、田中氏は「拉致家族の子どもは北朝鮮で生まれたから、本来なら北朝鮮に返すべきじゃないですか?その辺のところを、蓮池何とかさん(お兄さんのこと)は、よく考えてください」と、のたまった。この、北朝鮮の拉致問題一つをとっても、田中氏に国会議員としての見識はあるのか、政治というものを心得ているのか、この言葉をそっくりお返ししたい。

 マスコミにも一言いいたい。「真紀子節がさく裂!」「真紀子氏毒舌」などと、面白がって取り上げるのは止めるべきだ。政策や未来を語るのならまだしも、ただただ政治家個人を口汚く批判するような政治家を登場さるのは、マスコミとしての品位が疑われる。政治家や政界を批判するのはマスコミの役割だというのは分かるが、マスコミの影響力を考えれば、「マスコミの構造改革」も必要な時期にきている。