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将来「恥ずかしい歴史」にならぬように…

米国がアルジャジーラ「報道統制」 カタール政府に圧力

2004年04月28日 | メディア
 米国のパウエル国務長官が昨日、カタールの外相と会談し、その後の記者会見で、イラク情勢などに関するアルジャジーラの報道姿勢を変えさせようと、カタール政府に同局への資金援助を打ち切るよう圧力をかけていることを示唆したそうです。
 バウチャー報道官も同じ日、記者会見で、アルジャジーラが「不正確で、偽りで、誤った報道」を繰り返し、アラブ世界の多数の視聴者の怒りを煽っていると非難しています。

 これまで、米国はアルジャジーラを「反米メディア」として批判してきましたが、ついに公然とカタール政府に圧力をかけ始めました。
 ついに他国のメディアにまで情報統制し、旧日本軍が行ってきた「大本営発表」をさせようというのでしょうか。

 カタールでは「報道の自由」が、どういう法律で守られているのか知りませんが、事実を伝えるのがジャーナリズムです。誤報はいけませんが、それは訂正や謝罪を求めれば良いのではないでしょうか。
 そもそも伝えられて困るような行為を散々しておいて、「報じるな」ということは、米国の身勝手な要求です。
 例えるなら、北朝鮮が日本政府に対して、「日本のメディアに『反北朝鮮』の報道をさせるな」と要求するようなものです。

 確かアルジャジーラのスポンサーはカタールの皇太子だったと思いますが、カタール政府には、毅然として米国の不当な要求をはね返してほしいと思います。
 事実を伝え、記録に残すことは重要です。戦争の残酷な部分に、目を背けさせるべきでないと思います。


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