恥ずかしい歴史教科書を作らせない会

改憲で「戦争する国」、教基法改定で「戦争する人」づくりが進められる今の政治が
将来「恥ずかしい歴史」にならぬように…

「領土問題」の認識不足

2005年03月17日 | 外交・国際
「領土問題」は国民のせいですか

「国民の領土問題への認識が不足している。学校の教科書でも取り上げていない」
これは自民党の有村治子議員の主張ですが、私は強い違和感を覚えます。
「領土問題」は、国民が認識すれば解決するのでしょうか。
学校の教科書で取り上げれば解決するのでしょうか。
却って感情的な対立を煽ることになりませんか。

「領土問題」は、関係国との「外交」でしか解決できない問題です。
この問題を、子どもたちに認識させようと言うならば、それこそ政府・与党が解決し、その結果を知らせれば良い話です。

解決に向けた協議も一切せず、ただ国民感情だけを煽ろうとするのならば、有村議員こそ、そうした「領土問題への認識が不足している」と言わざるを得ませんし、政治家としての資質も問われるべきだと思います。