■GO遡行UP(第215話) 発表1983年5月
評価 ★★★
依頼人 モサド諜報員”暗号名ラバン”
ターゲット パレスチナ・テロリスト”ナイフ・マームード”
報酬 不明
今回弾丸発射数 0/ 通算弾丸発射数 1,300
今回殺害人数 0/ 通算殺害人数 1,373
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 78
<ストーリー>
イスラエル諜報機関モサドからテロリストの狙撃依頼を受けたゴルゴ。しかし、契約は履行されず、モサドはゴルゴに理由を問い質す・・・
<この一言>
テルアビブに伝えてもらおう・・・この仕事は・・・契約を一時、停止する・・・とな!
<解説>
パレスチナ・テロリスト”ナイフ・マームード”はルフトハンザ機ハイジャックやハーグのアメリカ大使館襲撃、ダイヤモンド・ロウ襲撃などを敢行、パレスチナの英雄となり、その後も次々とテロを続けていた。敵対するイスラエルはモサドを通じてゴルゴにマームードの狙撃を依頼する。
ゴルゴはモサドの情報通りマームードを狙撃しようとするが、引き金を引くことはなかった。業を煮やしたモサド諜報員『ラバン』はゴルゴに「いつになればマームード始末できる?」と詰問する。ゴルゴは「テルアビブに伝えてもらおう・・・この仕事は・・・契約を一時、停止する・・・とな!」と返答、マームードの過去を洗い直せと伝える。
モサドはマームードの足取りを遡行する。すると、マームードはダイヤモンド・ロウ襲撃後、死んでいることが判明。ゴルゴはこのことを調査済みであったため、契約を棚上げしていたのだ。モサドがこの事実を知った後、ゴルゴに振り込んだカネが必要経費を差し引かれて返金される。モサドの部長のセリフが象徴的だ。
「契約外のムダな行動はとらないが信用は重んじる!・・・素晴らしいビジネス感覚だよ・・・」
義理堅いゴルゴに感服するが、必要経費はいくらだったのだろう?凡人のビジネスシーンではこの必要経費を巡って不毛な交渉が繰り広げられるのが常である・・・
ズキューン
ゴルゴ13 (62) 巻掲載
ゴルゴ13 144巻(最新刊)発売
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