■ロックフォードの野望(第217話) 発表1984年8月
評価 ★★★★
依頼人 ①ローゼン・ザメック②黄疆孫
ターゲット ①ユダヤ人マフィアのボス シャリム・ギデオン②デビッド・ロックフォード
報酬 ①$100,000 ②不明(スーツケース一杯の紙幣)
今回弾丸発射数 2/ 通算弾丸発射数 1,303
今回殺害人数 2/ 通算殺害人数 1,376
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 78
<ストーリー>
ゴルゴを抱え込もうと企むロックフォード。これを拒むゴルゴ。アメリカ大統領をも巻き込む闘いの決着は・・・
<この一言>
1件の依頼人は、つねに1人と決めている・・・だがその1人だけの依頼に固定しようと・・・考えたことはない・・・
<解説>
ホテルに滞在中のゴルゴを訪ねたミラー。彼は世界最大の財閥ロックフォード一族当主「デビッド・ロックフォード」の秘書である。ミラーはゴルゴにロックフォード一族の専属狙撃手になるように依頼。その報酬は月額$1,000,000(230,000,000円)!自らの命を狙われる前にゴルゴを懐柔しておこうというロックフォードの目論みであったが、ゴルゴはこれを拒否。ちなみにゴルゴの泊まっている部屋番号は「7113」号室である。
ロックフォードの申し出を断ったゴルゴだが、全ての銀行口座を封鎖されてしまう。ロックフォードがその力を誇示するためにゴルゴに圧力をかけてきたのであった。ゴルゴはこれを無視、報酬を現金で受けとるため「ローゼン・ザメック」と落ち合ったゴルゴは、ロックフォードの力が及ばないのは中国だけだと知らされる。ゴルゴは華僑の頂点にいる「黄疆孫」を訪ねると、奇しくも黄から「デビッド・ロックフォード」殺害の依頼を受ける。
独自の情報網で、ゴルゴが自分の命を狙っていることを知ったロックフォードは、アメリカ大統領を動かしゴルゴに殺害中止をするよう進言させる。大統領の電話を一方的に切ったゴルゴは、ロックフォードを仕留める。ロックフォードの死を知らされた大統領は「ロックフォード一族とゴルゴ13・・・この先おもしろいな・・・」とひとりごちる。大統領が示唆したように、本作は第66-3『ロックフォードの野望(謀略の死角)』へと続いていく・・・
本作のロックフォードは「ロックフェラー」を意味する。また、登場する大統領はレーガンだ。ゴルゴシリーズには軍産複合体や巨大財閥がアメリカを実質支配している内容がしばしば登場するが、本作もそのひとつ。
ズキューン
ゴルゴ13 (63) 巻掲載
ゴルゴ13 144巻(最新刊)発売
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ヤクルトスワローズにロックフォードという投手が在籍していたことがあったのですが、残念ながらぜんぜん活躍できずに終わってしまいました。
この作品を見ると、なんとなく納得してしまいました(爆笑)。
>ヤクルトスワローズにロックフォードという投手が在籍していたことがあった
おお、カムバッカーさんお得意の、『こんな外国人選手がいた』シリーズですね(笑)記憶にないのでウィキペディアで調べたら、散々な成績だったことが分かりました(苦笑)
ゴルゴは世界主要都市に同じような貸金庫を持っており、
緊急時用の現金と武器を置いてるようですね。
貸金庫の使用料は海外では年間5000~1万円が相場のようです。
(国内は3万円。高い)
これなら各地に置いておけそうです。
日本の銀行の貸金庫は、銀行の収益源ですから(笑)ゴルゴが日本の銀行に設置しているのは、どこでしょう?成田や関空の近くや、アクセスのいい都心部の店舗になりますかね。生体認証のある銀行はNGか…