ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』

ゴルゴ13の全ストーリーを解説

ゴルゴ13第62巻-4ヘッドハンター

2007-04-16 00:01:47 | 第061巻~第065巻

■ヘッドハンター(第216話) 発表1983年10月

評価   ★★★

依頼人  ポッター・アンド・ブギャナン社ハロルド・ポッター会長

ターゲット クラントン社社長(ハドソン研究所所長フラッド)

報酬    不明(ポッター会長保有のポッター・アンド・ブギャナン社株式の時価)

今回弾丸発射数      1/ 通算弾丸発射数 1,301

今回殺害人数        1/ 通算殺害人数   1,374

今回まぐわい回数    0/  通算まぐわい回数     78

<ストーリー>
ヘッドハンティング会社の会長「ポッター」が掴んでしまったアメリカの暗部とは・・・?踏み込んではいけない領域に関わってしまったポッターは、最高のスナイパーをヘッドハンティングする・・・

<この一言>
ひとつだけ聞いておきたい・・・正規のコネクトルートを通さず、どうやってこちらの存在を知り、その連絡方法をつきとめたのだ・・・?

<もう一言>
写真の届け先はグランド・セントラル・ステーション、13番ホームにしてもらおう・・・

<解説>
ヘッドハンティング会社「ポッター・アンド・ブギャナン」の副社長は、「SOMY東京本社」から「クラントン社」重役の引き抜きを打診される。クラントン社を調査した探偵が副社長にもたらしたのは、クラントン社は民間企業を装うCIAのような組織であるとの報告だった。探偵と副社長は謎の死を遂げる。孫である副社長を失った「ポッター会長」は、クラントン社に復讐すべくゴルゴに接触、自らクラントン社の社長の正体を突き止めるので、社長を殺害して欲しいと依頼する。依頼を受けるゴルゴの返答がイカしている。
「写真の届け先はグランド・セントラル・ステーション、13番ホームにしてもらおう・・・」

ポッター会長は自らの命を賭してクラントン社の正体を突き止める。クラントン社社長は、ポッター会長のかつての部下で現在はホワイトハウス直轄のハドソン研究所の所長「フラッド」であることが判明。さらにクラントン社は大統領直轄の組織であることが明らかになる。ポッター会長はフラッドの部下に襲われる直前、13番ホームにフラッドの写真を届けるようメイドに伝え、ゴルゴとの約束を果たす。

アメリカの軍産複合体支配を暗示する内容が深く、スパイ小説のようなストーリー展開が絶妙な作品。

ズキューン

ゴルゴ13 (62) 巻掲載
ゴルゴ13 144巻(最新刊)発売
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは。 (HARA-P)
2011-09-08 17:05:34
こんにちは。

この話は、ストーリー的には割と平凡な部類に入るかもしれませんが、副社長と
探偵が自動車事故(に見せかけた殺人?)に遭うシーンが素晴らしいと思います。

前方から強烈なヘッドライトを照らしながら突進してくる車…。
そして、激突の絵も激しい効果音もなく、ただただ雨の大都会の暗い夜景が
静かに映し出されているだけ…。でもそれだけで、何が起きたのか、読者はもう
いっぺんでわかってしまう…。

シリーズ屈指の名シーンですね。
返信する
HARA-Pさん、こんばんは。 (賛美歌13番)
2011-09-18 00:19:51
HARA-Pさん、こんばんは。
この作品に限らず一昔前の作品は、ギミックに走っている最近の作品に比べるとストーリーがよく練られていますね。絵も読者の想像に委ねる描き方が印象的です。
返信する

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