■激怒の大地(第29話) 発表1970年11月
評価 ★★★
依頼人 KGB陰の支配者
ターゲット ビセンテ・ヨーク
報酬 不明
今回弾丸発射数 0 / 通算弾丸発射数 161
今回殺害人数 1/ 通算殺害人数 132
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 18
<ストーリー>
KGB・CIAの二重スパイとして、両組織から追われるビセンテ・ヨーク。KGBがゴルゴに殺害を依頼するのだが・・・
<この一言>
同じところにじっと立っているほど、おれは自信家じゃない
<もう一言>
地震だ!
<解説>
二重スパイの殺害を依頼するKGB「陰の支配者」。KGBがからむ直近の作品第5巻-3『白い死線』でKGBはゴルゴに殺害を依頼、最終的にゴルゴを抹殺しようとして失敗する。「陰の支配者」はこのことを気に懸け、婉曲的な言い回しで依頼するもゴルゴに一蹴される。ゴルゴには直接的な表現でお願いしなければならない。本作でゴルゴは1発の弾丸も撃たず、ターゲットを直接殺めていない。巨大地震が発生し、ビセンテは崩壊した建物の下敷きになって死亡したと推測される。本作は1970年5月31日に発生したペルー地震が題材になっている。マグニチュード7.8の強震はゴルゴにも想定外。驚愕の表情で「地震だ!」と叫ぶゴルゴを確認できる。科白に感嘆符が入っていることから、ゴルゴの驚嘆振りが窺われる。
余談だが、本作にはワーゲン・ビートルの後部座席に乗り込むゴルゴが描かれている。2ドア車の後部座席に座ったのでは緊急避難できない。幸いにしてビートルが襲われることはなかったが、アーリー・ゴルゴの危機管理能力の甘さが垣間見えるエピソードである。
ズキューン
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