■潜入ルート”G3”(第56話) 発表1971年11月
評価 ★★★★★
依頼人 KGB オルドフ部長
ターゲット KGB工作員G・G・ステパノフ大尉
報酬 $100,000
今回弾丸発射数 11/ 通算弾丸発射数 308
今回殺害人数 10/ 通算殺害人数 286
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 36
<ストーリー>
中国領空でソ連の偵察機が撃墜された。生き残ったKGB工作員を巡り、中国情報部・ソ連KGB・アメリカCIAが水面下で蠢く・・・
<この一言>
ウォッカ1オンスをトマトジュースで割ってくれ・・・
<もう一言>
倒すか倒されるかだ。
<解説>
「数々の伏線」「超絶狙撃」「プロフィール公開」といった要素が散りばめられた傑作。ストーリー展開・内容・ゴルゴの活躍振りのいずれもが非の打ち所のない作品となっている。
ソ連偵察機SR74が中国領空で撃墜され、KGB工作員が中国情報部に捕らわれる。KGBは口封じのため生存者の暗殺をゴルゴに依頼。病院内に匿われたKGB工作員を如何に狙撃するかが本作の最大の見どころだ。不可視の狙撃を達成のためゴルゴが病院内で施す工作が伏線となり、スリリングな展開に深みを与えている。
本作ではCIAファイル記載のゴルゴ・プロフィールが公開されている。
・日本人もしくは日系混血(推定)
・年齢25~32才(推定)
・身長180cm 体重80kg(推定)
・髪=黒、目=黒
・語学=英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、日本語、アラビア語、中国語、ヒンズー語他
KGBが推定しているゴルゴの年齢が30歳前後ということも明らかになっている。本作の発表が1971年であることを考えると、ゴルゴの出生年は1939年~46年となる。確認できるゴルゴが関与した最も古い事件は1965年( 第1巻-1『ビッグ・セイフ作戦』 )であることとも整合性がとれており、1939年~46年出生説は信憑性が高い。
なお、タイトルの”G3”はKGBの用いた暗号コード「PekinG GolGo」に由来。
KGBの狙撃依頼に対し「ウォッカ1オンスをトマトジュースで割ってくれ・・・」と「ブラディ・マリー」をオーダーすることで応諾。こんなキザなセリフが似合うのはゴルゴだけだ。
ズキューン
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