水戸市の広報誌に「日本遺産ものがたり」が連載されている。
弘道館は1841年に水戸藩第9代藩主・徳川斉昭公の
手によって創設した藩校で近世日本の教育遺産群として
日本遺産にも登録された弘道館。
「教育によって人心を安定させ、教育を基盤として国を興す」
という建学の精神の下、弘道館は儒学教育を礎に
文武を磨く教育機関として機能した。
現存する日本最古の学校・足利学校跡(足利市)や、
日本最大規模の私塾・咸宜園跡(日田市)、江戸時代の
庶民教育を担い唯一国宝の講堂を擁する旧閑谷学校(備前市)と並ぶ
近世日本の教育遺産群としてその価値を認められた。
golfunが高校時代に通学路で見ていた日田市の咸宜園
ここに取り上げられているのは懐かしくうれしくもある。
道(い)うを休(や)めよ 他郷苦辛多しと
同袍 友有り 自ら相親しむ
柴扉 暁に出づれば 霜雪の如し
君は川流を汲め 我は薪を拾わん
廣瀬淡窓の休道の詩
全国からの入門者は延べ約4,800人を数える。
数々の個性的な教育で知られ、
蘭学者・高野長英や兵学者・大村益次郎など、
歴史に足跡を残した人物を輩出。
(町内の新年会でリコメが遅れますのでご了承ください。)
(資料の提供を受けた水戸市みとの魅力発信課の方に深謝します。)