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〔ゴルフ〕クラブを円で振るということは?

2010-09-14 16:08:30 | ゴルフウイークリー
過去に何度も書きましたが、クラブは円運動させた方が加速するし
飛距離が出せるということでしたが、この円運動についてコメント
してみたいと思います。

自分のスウィングとヘッドの動きを誰かに見てもらうのと、自分で見るのとでは、
随分違いますが、今回は客観的に見た円運動(連続写真を見る時と同じ状態)に
ついて触れます。なぜかというと、円運動というからには、その中心が必要で、
その中心が分からないという質問を受けたからなのです。

これを言葉で正確に伝えるのは、難しいのですが、私は、こんな風に考えて
います。あのゴルフの古典、ベン・ホーガンの『モダン・ゴルフ』にもありますように、
アドレスから進んでトップまでのヘッドの通り道と、トップからインパクト、その先への
ヘッドの帰り道は同じになりません。違う道筋の円を描きます。ここがちょっと厄介な
ところなのですが、なぜ違う通り道になるのでしょうか?
それは、下半身の動かし方が違ってくるからです。
テークバックでは、右足は動かさずに(左足は体の回転をサポートするために、動きます)
上体をねじっていきます。しかし、ダウンスウィング以降は、両方のひざは、目標方向へ
スライド(横方向の動き)しながら振り下ろします。
その結果、ダウンスウィング以降のヘッドの描く円の方がゆるやかな円になるのです。
これは、プロから聞いた話なので、私の持論ではありません。
試しに下半身をまったく動かさないで、ヘッドをボールに向けて下ろした時と、
下半身を少し動かして下ろしてみて下さい。どうでしょうか?
前者は、鋭角に下りませんか?後者はゆるやかな角度になりませんか?
下半身が動けば、自然と腕も手も下がってきますから、それに連動して
ヘッドも低く下りながらインパクトを迎える感じになると思います。

では、2つの円があるのですが、その円の中心はどこでしょうか?
もちろん、この2つの円は地面に対しては垂直ではなく、斜めの角度で
作られていきます。前傾姿勢で構えているのと、クラブのシャフトが地面に
ヘッドを接地した際に斜めの角度になっているため(これをライ角と呼びます)
です。ダウンスウィング以降のゆるやかな円は、ほぼこのライ角に
そった通り道になるのがベストです。(このことは、色々なレッスン書にも
書かれています。

つまり、インパクトでは、クラブも手も腕も構えた状態に戻せれば、正確に
ヒットでき飛ばせるわけです。この時の円の中心は、構えた時にグリップエンド
(クラブの先端)から引き伸ばした延長線を体の中心までイメージしてみて
下さい。ここが、円の中心だと言えると思います。
片や、前半のトップまでの円ですが、これは、肩のライン上で背中側、首の付け根
あたりになると思います。なぜここになるかは、長くなりますので割愛します。

では、2つの円の中心が分かりましたが、どう振っていけばいいのでしょうか?
ここで、また誤解しやすい点があります。それは、円の中心が分かったから、
そこを中心とイメージして両腕を伸ばしたまま振ろうとすることです。体の
周りでヘッドが円を描くには、ハンマー投げのように振っていけばいいのでは?
と考えやすいのですが、それは明らかに間違いです。アマチュアとして、こういう
断定的な言い方は慎むべきですが、ハンマー投げとゴルフスウィングとは決定的に
違う点があるからです。それは握り方です。ハンマー投げは、小さな金属バーを
両手で持ってますが、ゴルフは、右手の方が左手よりも地面寄りに構えます。
つまり、ゴルフでは、右ひじと円の中心、左ひじと円の中心までの距離が
違うのです。ハンマー投げみたいに両ひじが円の中心まで同じ距離だと、
両腕を同じ長さで使うことは可能なのですが、ゴルフはそうはいきません。
テークバックからトップまでは右ひじをたたみ、トップからインパクトまでは、右ひじを
伸ばしていくのですが、たわんだままです。そのようにスウィングしないと
左腕は伸ばせなくなります。インパクト以降は、
左ひじをたたんで、たわめていないと右腕を伸ばせなくなります。
ひじを蝶つがいのように使わないと、ヘッドをスピーディに動かす円運動に
ならないということです。

今回は、長々と少し理屈っぽいことを書きましたが、誤解していると
思われる人がいたので、思い切って書き綴ってみました。
右腕は伸ばせなくなり


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